Posted by ブクログ 2017年05月07日
やはりルトワックの「戦略」が異彩を放っている。「戦争こそが平和を生みだす」という逆説的論理は、痛快な理屈です。何しろ、PKO活動のような第三者が国際貢献をすると、対立する双方が力を蓄える機会をつくることで、かえって戦争拡大をまねくと述べているのですから。
もちろん、本書はそれだけではなく、合計50冊...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月24日
一番の印象としては
「戦争について考えることは、平和について考えること」
ということ。
戦争についての優れたプロセスを組み立てるのが「戦略」であり、
その戦略も「経済学や環境学」など多角的な視点で語らなければ
ならないことが分かる。
本書を読んで、戦略について考える事と、
示唆に富んだ名著たちの...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月13日
数多く存在する戦争についての名著を広く紹介する本。一冊につき、2,3ページで概説するため、自分の興味のある本を広く知ることができる。日本語で読める戦争論の本はほぼ網羅されているのだと思う。
戦略について知るには、やはりクラウゼヴィッツは必読書なのだと痛感した。欧米の戦略論は、ほぼ全てクラウゼヴィッ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月13日
「戦略に興味があるけどどんな本を読んだらいいかわからない〜」という方のための読者ガイドです。
一見、戦略とは関係がなさそうな「三國志」や「戦争と平和」といった本も取り上げられており、戦略論とは学際的な学問であることが分かるでしょう。
中にはかなり高度な内容の本や未訳のものが含まれており、まっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年02月07日
ナンの因果か(笑)紛争防止のプロジェクトに、関わりだして
そんなに敵対視されてる「戦争」ってナニ?
という問題意識があって
毛並みのチガウもの読みたいモードの中、手にした一冊
結構、おもしろかった
戦争の意義や位置をあつかうモノや
「戦争」そのものにおける勝ち方・ふるまい方
など、いくつか分野...続きを読む