小石川傳通院の裏で、五人の沼津藩藩士が斬殺された。背後に、妖刀村正に似た無銘刀を遣う凄腕の剣客の存在が浮かび上がる。汐崎藩御刀番頭の左京之介は、度重なる襲撃に怯える沼津藩藩主・水野忠成の懐刀で、これまで対立していた土方縫殿助から助けを求められる。土方の求めに京之介が下した判断とは――。霞左文字が、権力者たちの謀略を斬る! 感動のシリーズ最終巻。
Posted by ブクログ 2019年04月15日
藤井邦夫 著「無銘刀」、御刀番 左京之介シリーズ№11、2019.3発行。汐崎藩、左京之介、霞左文字が舞います。妻おゆい、右に佐助、左に楓を従えて粛々と。今回が完結編です。藤井邦夫さんのシリーズとしては「おとなしめ」のシリーズでした。楽しませていただき、有難うございます! 新しいシリーズを期待してい...続きを読む