外国人が見た日本 「誤解」と「再発見」の観光150年史

外国人が見た日本 「誤解」と「再発見」の観光150年史

ビジネス・実用
968円 (税込)

4pt

4.0

外国人は何を見たいのか。日本人は何を見せたいのか。明治初期、欧米の案内書では、「古き良き」文明の象徴として箱根の夜道が激賞される一方、日本側のガイドには、近代的な工場や官庁が掲載される。外国人による見どころランキングの変遷や、日本人による観光客誘致をめぐる賛否両様の議論を紹介し、日本の魅力はいったいどこにあるのか、誰がどう発見し、アピールするのかを追う。めまぐるしく変転する観光の近現代史。

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公新書
  • タイトル
    :
    外国人が見た日本 「誤解」と「再発見」の観光150年史
  • タイトルID
    :
    607312
  • ページ数
    :
    288ページ
  • 電子版発売日
    :
    2019年04月12日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    51MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

外国人が見た日本 「誤解」と「再発見」の観光150年史 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    明治維新、開国から現在まで外国人観光客の誘致の歴史を俯瞰する。外国人の求める日本と日本人の見せたい日本のギャップが興味深い。

    外国人向けの観光ガイドブックに記される観光スポットは日本人のイメージと時に大きく異なる。京都の伏見の鳥居などはその顕著な例。

    明治から大正、昭和戦争を経てその後平成、令和まで、外国人観光客を増やそうとする歴史について語られる。

    最終章は偶然ながら観光産業のリスクについて。戦争、テロのほか伝染病によるリスクについて指摘を奇しくも筆者の懸念は新型コロナウィルスの蔓延により的中してしまった。

    壮大なテーマをコンバクトに解説。新書ならではと一冊。

    0
    2020年12月13日

    Posted by ブクログ

    本来なら東京オリンピックは、外国からの観光客を迎えてアピールするいい機会だったのだろうが、コロナウイルス感染拡大でうまく行かなくなった。




    外国人が日本のどんな所に期待してやってきたのか、そして迎える側の日本人が見せたかったものの間にはギャップがあったようだ。





    明治時代に外国人が日本のどのような点に興味を抱いていたのかわかるのが旅行案内書だ。





    アーネスト・サトウという幕末に日本にやってきたイギリス人外交官が編著者として関わった旅行案内書がある。それは「明治日本旅行案内」だ。最初は横浜に拠点を置くケリー社から発行された。第2版からは創業1768年のイギリスの出版社マレー社から出版された。





    食べるものに苦労していたのだなと思わせる箇所があった。今と違って外国風の料理を食べることもなければ、レストランもあちこちにある時代ではないからなあ。




    それにノミや蚊には苦労した。イザベラ・バード「日本奥地旅行」で、宿泊した宿でノミに何度も悩まされたことを記している。




    「明治日本旅行案内」によると、日光が3番目に位置する。著者も指摘しているが、今ならもっと低い。しかし、日光東照宮があり徳川将軍家と関わりが深く、過去とこれからついて関心を持っていた。




    意外なことに最近だった日光東照宮のきらびやかな陽明門に関する記述は淡々としたものだった。





    今でも意外なことに関心を示して驚いたことがある。それは渋谷のスクランブル交差点だ。日本人でも見慣れない地域から来た方は驚きはするが、わざわざ見に行くほどのものとは思っていない。




    外国人からすると横断するときに誰ともぶつかることのない姿を見て驚くようだ。






    外国人が見たいものと日本人が見せたいものにはズレがあってもおかしくはない。お互い異文化で生活する生き物なのだから。

    0
    2021年12月23日

    Posted by ブクログ

    これは日本の観光産業の歴史を綴った本です。

    明治の開国以来、外資の獲得手段の一つとして
    日本へ観光客を呼び込むことは、重要な施策
    であることは誰もが想像できると思います。

    途中に戦争や関東大震災などの不幸な出来事
    で中断はあるものの、戦後最大の中断理由は
    「貿易黒字」なのです。

    それはバブルの頃でしょうか。内需拡大なんて
    叫ばれていた時に、外資をもっと、なんて
    言えるわけがないです。

    その貿易不均衡が解消された今だからこそ、
    観光客を大勢呼び込もうと言える時代になった
    のですが、コロナが憎らしいです。

    おそらく「貿易黒字」に次ぐ、中断理由として
    歴史に残されると思うこのコロナ禍ですが
    きっとまた復活することを祈って読むべき
    一冊です。

    0
    2020年06月04日

    Posted by ブクログ

    観光の歴史が本の大半を占めていた。現代の観光については記述が薄い。そのため帯にあるような、読みたい「外国人が見たい日本と日本人が見せたい日本」の「現代での」ギャップをあまり知ることが出来なかったのが残念だ。
    内容自体は様々な文献から裏付けをとっていて、歴史を知る分には大変参考になった。

    0
    2025年07月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    〈要約〉
    訪日外国人数は近年急激に増加しており、政府は高い目標を設定してるが外部要因による影響を大きく受けやすい。リスクヘッジの為にも、外国人が体験したいと考えていることと日本人が体験して欲しいことのギャップを念頭に歴史を学び分析し、きめ細やかなマーケティングを行うことが欠かせない。


    〈感想〉
    「観光」という観点から日本の近現代史を俯瞰した「歴史の教科書」です。

    幕末から現代に至るまでの外国人から見た日本、興味がある日本と、それを受けて日本の観光に対しての意識がどのように変遷してきたのかが分かりやすく書かれています。

    最終章では、更なる外国人観光客の増加を見込む日本に対しての、著者からの課題提案で締めくくられます。

    これまで学校で学んできた歴史とは全く違う観点から語られる外国人と日本の関わり方の話はどれも興味深く、多種多様な文献や、詳細なデータを列挙した解説は信頼できるものでした。

    並行して読んでいた「日本はどう報じられているか」において、国際関係における経済、安全保障のために、海外に向けた戦略的な情報発信を行う必要性が説かれていましたが、まさに観光もその一翼を担う事業と言えるのではないでしょうか。
    観光とは単なる娯楽ではなく、国にとってすれば外貨獲得の重要な手段であり、その国をイメージ付ける戦略として考えるべきことなのでしょう。

    バブル期に日本が外国(主にアメリカ)との経済摩擦を考慮して訪日外国人誘致に消極的になったタイミングと、バブル崩壊後に起きた日本のイメージ低下(日本異質論の残滓)は無関係とは思えないのです。

    政府は外国人観光客の更なる増加を目標にしています。
    幕末から「外国人が見たいもの」と「日本人が見せたいもの」には大きなギャップが連綿として続き、その理由として根本的な徹マーケティングの不足を挙げ、これが水モノである観光産業のリスクヘッジにつながることを説いています。

    昔、地方へ税金をばら撒いた結果、日本各地にくだらない建造物が乱立し、当然のごとく無駄遣いに終わりました。当然地方としては県外からの来客数増のために行ったことでしょうが、何も考えず、見せたいものを作ろう考えよう、の結果です。

    斜めに見たことを書きますが、よくある広告屋のように、「おれたちが流行を作る」という奢った考え方ではなく、今求められているものを丁寧に分析して現状を把握し、ニーズとトレンドに沿ったPRを油断することなく行って行くことが大事なのでしょう。

    この本の主題とはズレますが、ミクロに考えると、これは人とのコミュニケーションにおいても同じことが言えるな、と読みながら思った次第です。

    多くの面で新たな視点を与えてくれる良書でした。

    0
    2019年02月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    外国人がみたい日本と、日本人が見せたい日本のギャップ。
    観光政策は、明治期から始まっていた。
    箱根、軽井沢、日光は、蚊がいないことが重要だった。
    感染症下、観光が再構築できるか。

    0
    2020年12月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <目次>
    第1章  妖精の住む「古き良き日本」時代
    第2章  明治日本の外国人旅行環境
    第3章  国際観光地、日光と箱根の発展
    第4章  第一次世界大戦前後、訪日旅行者増減の大波
    第5章  「見せたい」ものと「見たい」もの
    第6章  昭和戦前、「観光立国」を目指した時代
    第7章  昭和戦後の急成長
    第8章  現代の観光立国事情

    <内容>
    「観光立国」を目指す日本は、近代になってからどのように推移してきたのかを豊富な資料によって分析した本。これを読むと、第一次世界大戦後にも「観光立国」を目指した時代があり、その時にも「見せたい」ものと「見たい」もの差があったという、現在とあまり変わらない日本の様子が示されている。最終章にある、山陰の自治体の勘違いをわれわれはずっとやってきている。こうした本で早く気が付く必要がある。

    0
    2018年11月16日

外国人が見た日本 「誤解」と「再発見」の観光150年史 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公新書
  • タイトル
    :
    外国人が見た日本 「誤解」と「再発見」の観光150年史
  • タイトルID
    :
    607312
  • ページ数
    :
    288ページ
  • 電子版発売日
    :
    2019年04月12日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    51MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

内田宗治 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す