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中欧文学巨匠の奇想天外な語りが炸裂する、悲しくも可笑しいシュールな大傑作。ナチス占領から共産主義へと移行するチェコを舞台に、給仕人から百万長者に出世した主人公の波瀾の人生を描き出す。映画化。
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Posted by ブクログ
B・フラバルのように生きたい! 軽い語り口で人間の表と裏、悲劇と喜劇、権威と失墜、愛と憎しみ、貧乏と金持ち。人は対局を持っているが、人前では隠しているし、時として自分自身にも嘘をついている。そんな人間の本性を面白く、切なく、身近に感じさせてくれるすごい本。鳩に餌を上げようとして転落死したとされる作者...続きを読むの、教養に随伴する知性を前面に出さないことをモットーとしているところ、カッコいい!!
軽快に、あっちこっちに行きながら、細部まで書かれる文章で折々迷子になりかけたけど慣れてからはどんどん読んだ。そんな中で、素朴で切れ味のいい文章がところどころ入っててその緩急がおもしろいと感じた。 主人公も周りの人たちもまあまあしょうもないんだけど人間ってそういうとこあるよねというふうで、ある種のリア...続きを読むリティを持って進む感じ。 戦争になってからの展開はすごく早く感じた。最後の方の主人公の啓き方?は、ちょっとついていけないところもあったけど、人生ってそういうところもあるのかな。
読み始めてすぐに「これはいつ頃のお話なんだろう?」と気になり出したが、そうした疑問をすくい上げるように、物語の中盤からヒトラーやナチと言った単語が現れ始める。この展開自体が、まさに時代や国家と言った大きなものに個人がなすすべなく流されて行く情景を物語っている。
第二次世界大戦をはさむ激動のチェコで、ホテルの給仕人として働いていた少年、のちにホテルオーナーとなった男の半生を描く。激動の時代ゆえに、重い話題もあるが、どこかほら話のテイストがあって、イメージが豊かで、決して重々しくはなく、非現実的なんだけど、面白くて、やがて悲しい。ヴォネガットのいくつかの作品を...続きを読む思い起こしたりもした。特に主人公が手に入れたホテル「石切り場」の描写は、浮世離れした美しさがお気に入りである。
・チェコスロバキアの文学。 ・訳者の阿部賢一先生を交えた読書会に参加 ・作者のボミフル・フラバルさんはビール工場でうまれた。 ・好きな言葉 わたしが保守し自分自身で砕いた敷石で補修しようとしていた道は、わたしの人生に似ていた。背後には草がぼうぼうと生えていて、道の先にも生えていた。けれどもわたしが作...続きを読む業した区間だけは、わたしの手の痕跡が残っているようにおもえた。・・・ ・給仕見習いから、百万長者になり、戦争で全て失って道路坑夫になった主人公。他人に認められたいってとこから自由になった最後が感動したな。 ・ビール工場にフラバルのプレートが掲げてあるそうで本人の希望で犬のションベンがかかる高さって。これは、こぼれはなし。 ・百万長者の収容所。ナチの女性のプールなんかは本当の話でグロテスク。 また、チェコスロバキアの文学を読んでみよう!
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