千年・あの夏

千年・あの夏

1,100円 (税込)

5pt

4.4

鋭く周密な観察で幼年期をつづる「千年」、漠然として白く燃え上り、落着の悪い記憶の断片にまとわる不安・恐怖・なつかしさを語る「桃」、心弱い父が美しく描かれ、父と子の屈折した心情あふれる「父と子の夜」など、仄暗く深い記憶の彼方の幼年時代を、瑞々しく精緻に描出する、阿部昭の秀作群。毎日出版文化賞受賞短篇集『千年』に「あの夏」「贈り物」を併録。

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千年・あの夏 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『千年』は後半で良さを発揮している印象だったので、当初は後半部分を削って載せていたとは驚きです。文章から伝わる静かな物悲しさが、読んでいて心地よかったです。

    0
    2022年07月27日

    Posted by ブクログ

    小説っていうのか、エッセイというのか。
    そういう分け方をそもそもしない方がいい気がしている、読書においては。

    あの夏をうろうろとしている私には、ここに出てくる父にどうしても肩入れしてしまう。
    この本では、父と言えば、阿部昭の父と阿部昭当人が出てくるので、前者はちらほらなのだけど。

    どうして作者は

    0
    2017年11月11日

    Posted by ブクログ

    むかーし読んだ、福武の「18の短編」とは
    えらい印象が違ってびっくり。
    思い込みって怖いですね・・・

    きっと他にもこういう作家はいそうです。
    人様の感想を読ませていただいての気づきは
    貴重なんですなー

    0
    2014年11月04日

    Posted by ブクログ

    「桃」の何だか分からないけどどこか立ち入ってはいけない、という大人世界への子供の勘と居心地の悪さ……するどいです。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結末よりも過程に読み応えがあるのではないかと、二作品目にしておもうようになった。どの短編・中編も最後の場面はふっと途切れるようにして終わる。たしか「未成年」で芥川賞候補作に入ったとき、選評で最後が良くないというふうにも言われていた。阿部昭の作品にはひとつの確かな流れはあるのだけれど、はじまりと終わり

    0
    2022年08月03日

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