大死亡時代の到来とともに、注目され続ける「空き家問題」。2033年には3戸に1戸が空き家となる。これからの日本では、「住まいの終活」が最重要課題となってくるのだ。あなたが空き家を抱えた時、どうすればよいのか? あなたの子どもに自分の住まいについて、何をどう伝えておけばよいのか? 特別付録「書き込み式 住まいのエンディングノート」に書き込みながら、あなたの住まいについて考えてみよう。
Posted by ブクログ 2021年04月25日
いわゆる「空き家問題」の概要と現状、さらに将来の課題と既に行われている対策について広範かつ
整然と記述されており大変わかりやすく面白く読めた。
戸建て・マンション問わず家が余っているのになぜ新築住宅の建設は止まらないのかずっと不思議だったが、放棄された家の始末をきちんとしないと誰も勝手に処分出来ず...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月09日
前著「老いる家 崩れる街」の続編的な書籍ですが、住宅過剰社会の問題に(どちらかといえば)マクロにフォーカスされていた前著よりも、「空き家の適切な取り扱い方法」というテーマに限定された内容でした。
街に点在する空き家は、相続・税制度といった構造的な背景から生まれていきますが、空き家の増加は街の崩壊(...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月07日
著者の前作と併せて、家の購入を考え始めた身としては非常に参考になる。
また、実家は地方にあり、私も兄弟も大都市に住んでいるので、そういった意味でも今後を考える参考になった。
これから人口が減っていく日本で、土地をいかに効率よく使っていくか。
何にせよ、現状を変化させるにあたっての住民の合意形成ってと...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月20日
家を買う際には参考にすべきだと思う。
また、相続で財産を取得するケースも一度の価値あり。
不動産の業務に携わっており、日本のこれからの社会での空き家問題について危惧しています。建てる方、買う方など、行政に対しても景気が良くなれば、無制限に建てていいのかと考えさせられました。
街中で見かける空き家...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月26日
特定空家や所有者不明の不動産、相続放棄、これらが将来の市町村の公共投資、税負担増をもたらす。
救急車が1/3しか稼働しないとか、ゴミ収集の回数減など、連邦破産法が適用されたデトロイトの実例なんかは興味深い。
将来、まちを「使える」ようにするための「素地」をつくる。
そのために個人ができることは「住...続きを読む