ヨイ豊

ヨイ豊

880円 (税込)

4pt

4.0

元治2年(1865)、清太郎の師匠・三代豊国の法要が営まれる。広重、国芳と並んで「歌川の三羽烏」と呼ばれた花形絵師だった。歌川の大看板・豊国が亡くなったいま、誰が歌川を率いるのか。弔問客たちの関心はそのことに集中した。清太郎には八十八という弟弟子がいる。粗野で童のような男だが、才能にあふれている。己が三代に褒められたのは、生真面目さしか覚えがないのに。──時代のうねりに、絵師たちはどう抗ったのか!

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ヨイ豊 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年07月25日

    幕末から明治の絵師、二代国貞、四代豊国。本名は清太郎。これが主役。
    パッとしない絵師だと思う。
    作中でもそう。師匠の三代豊国からも、面白味に欠けると言われていた。その代わり飲む打つ買うには無縁の堅実な人柄。
    清太郎の弟弟子の八十八は画力に優れた天才肌で、宵越しの銭を持たず家に居着かず、何度となく女房...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年08月06日

    幕末。絵師歌川一門の清太郎、そして師匠、弟子たち。
    幕末の動乱から新政府の元、江戸から東京へ変わる世の中、必死に『江戸』を守り抜こうとする町人の姿は正直初めて知る維新の姿だった。

    登場人物の名前がややこしくて読みにくかったが、次第にそれぞれの個性に惹かれるほど夢中になれた。
    広くて深い浮世絵の文化...続きを読む

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