ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
誰にでも同じように流れて、逆回しにできないもの――普段思い描く時間の姿は、実はごく限られた一面。最先端の物理学では、時間は、〈空間・物質・力を含む巨大な構造の一部〉と考えられはじめています。ニュートン力学、カオス、特殊相対性理論、一般相対性理論、電磁気学、場の量子論、超弦理論……物理学の歴史を辿っていくと、美しく壮大な、時間の真の姿が見えてくる!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
これまでの物理学の実験事実、知見と思考の大筋が、時間という一つのテーマを視座に解説されていく。 しかも、簡潔だがきちんと言語化されていて、あの本で言っていたことはそういうことだったのかと結びついていく「シナプシング」感覚に浸ることができた。 *「シナプシング」は私の造語
これまでふんわりと捉えてた相対性理論や超ひも理論などの最新物理学の知見を、これでもかってくらい易しく解説してくれていた。
時間をどう捉えればよいのかという問いを中心に空間や場と言ったこの世の理(まさに物理)について論じられた一冊。 著者が文系の方向けに講義を行なった経験からか、基礎知識がなくても読みやすいものとなっている。 この世は空間と時間の4次元方向の力だけではなく、電磁力や原子スケールにおける強い力、弱い力に...続きを読むも支配されているらしい。 ニュートンの古典力学、アインシュタインの一般相対性理論ではある程度の範囲までしか有効ではない。世の理をより正確に表すならば新たな理論が必要になる。これは考えるスケールと理論のイタチごっこのようにも思える。しかし、超弦理論などによって物理の研究が進むことで(一般相対性理論がGPSに役立てられたように)新技術が生まれるのである。 この本を読んで最新物理学の一端を知ることができ、実はまだよく分かっていない部分もあることを知れた。正直なところ最新の考え方は自分には難しかったので本書の末尾で物理をもっと知るために紹介されている本たちを読んでみようと思う。
ニュートン以来、物理の背景に空間と時間の方眼紙を貼りつけて大きな成果を挙げてきたわけだけれども、アインシュタインの頃から方眼紙は実はグニョグニョに曲がるし、前景の物質だってユラユラ揺らいでるとわかった。 歴代の物理学者たちもきっとなんだコレ?と言い続けているに違いないが、今や焦点は背景だった時空の方...続きを読む眼紙って何?どうなっているの?にある。 それを研究しているのが量子重力理論で、しかし、本書ではさらりと紹介しているだけなのでちょっと肩透かし。 しかし、素朴な時間観から量子重力理論に至る流れを辿りながら、物理を数式や紋切り型表現ではなくて著者の言葉でコレってこういうことなのよと言ってくれるのがとても説得力があって腑に落ちる。
時間とは何かは誰もが気になる哲学的問いではないでしょうか。 私自身、本書を哲学書だと思って購入したのですが、実際は、ゴリゴリの物理学が展開される科学系の本でした。 じゃあ期待外れだったのかと言うと、期待していたよりはるかに面白いではありませんか。 レビューには、時間とは何かに答えていない、物理...続きを読む学が分からないというものが見受けられます。 しかし、本書を読めば、時間とは、物理学でこそ説明されうることが分かります。そして、絶対的な存在と思っていた時間が、そうではなく、相対的であることを知りました。 確かに物理嫌いの方は少々頭痛がするかもしれませんが、著者は数式を用いない平易な言葉で現象を説明しています。 素直に科学って面白いと思いながら読めば、時間とは何かを考えているうちに、物理法則まで勉強できちゃったとお得感満載の一冊です。
今まで「時間」に関する本は何度かトライしたことがあるが、ようやく少し腑に落ちた感じがする。 特にエントロピーと時間の関係や、光速と時間との関係。 良書。
全ての人に同じ時間が流れる。という認識こそが思い込み。 時間方向という視点。時間と空間は本来同じものである。ということ。 時間の経過を時間方向に移動すると表現する。静止していても、時間は経過している。従って、静止状態を時間方向だけに動いている状態と表現できる。光速が不変なので、1秒を30万㎞と換算で...続きを読むきる。 静止状態では、1秒経過すると時間方向に30万㎞移動する。つまり、時間方向と空間方向は同列に扱える。 時空、世界線などはまだきちんと理解出来ていない。 とても興味深く読むことが出来た。 理解できない部分もあり、再読して理解したい。
説明が上手い。時間について哲学的に考えるのではなく、物理学で実証的に考えていく。ニュートン力学、特殊相対性理論、一般相対性理論、量子論、等々をイメージしやすいように説明してくれる。時間は時空となり、絶対的な時間はもはや存在しない。質量が重い地表では高い空の上より時間が経つのが遅い。衛星の速いスピード...続きを読むで時間が遅くなるのより影響が大きいという。 (2020.06.22 再読)
「時間とはなんだろう」という問いから、時空と重力、量子、宇宙などの成り立ち、法則について知ることができた。著者は平易な文章で書いてくれているはずだが、ところどころ難しい…量子や超ひも理論などについての本も読んでみたい。
物理学の観点から「時」とは何かを数式などを使わずできるだけ平らな言葉で説明した一冊。 著者は素粒子物理学者で普段文系の学生に物理を教えているらしい。文章が柔らかで細かい章立てがあり、とても読みやすい
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
時間とはなんだろう 最新物理学で探る「時」の正体
新刊情報をお知らせします。
松浦壮
フォロー機能について
「ブルーバックス」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
量子とはなんだろう 宇宙を支配する究極のしくみ
宇宙を動かす力は何か―日常から観る物理の話―
初学の編集者がわかるまで書き直した 基礎から鍛える量子力学 基本の数理から現実の物理まで一歩一歩
16歳からの相対性理論 ――アインシュタインに挑む夏休み
ゼロからできるMCMC マルコフ連鎖モンテカルロ法の実践的入門
「松浦壮」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲時間とはなんだろう 最新物理学で探る「時」の正体 ページトップヘ