道徳教育論

道徳教育論

宗教に依拠せず、自律した個人を確立する道徳教育とは――。『自殺論』『社会分業論』で実証的社会学を創設したデュルケムは、「規律の精神」と「社会集団への愛着」こそが道徳性の主要な要素であると説く。学級と教師の役割、体罰の禁止、科学教育の必要性など、現在の「教育問題」になお力強い方向性を与える、20世紀初頭のソルボンヌでの講義録。

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道徳教育論 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2012年02月06日

    教育学の古典としても読めるが、個人的にはカント『実践理性批判』の第二部、純粋実践理性の方法論で語られていたことの補完として読んだ。
    また、その前提となる「道徳」についての概念分析が非常に面白く、個人的にはそちらのほうが気になった。
    解説によれば、デュルケムのまとまった「道徳論」はこれであり、作成中だ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年09月17日

     1902〜03年、ソルボンヌで行われたデュルケームの道徳教育講義。
     当時背景として、宗教からは独立したものとしての道徳観が求められ、そのスタンスでの道徳教育を論じなければならなかったようだ。
     この本は第2部として学校教育(どうやら小学校でのそれのようだ)における道徳教育の手法が論じられているが...続きを読む

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