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Posted by ブクログ
うー・・ん・・?
前編、違う話、後編、っていうなかなか斬新な試み
なのですが後編気になりすぎて間の話(ジャングルの虫たち)飛ばして読みました
帝都衛星軌道の話は後ろのあらすじを読んだだけでビリビリミステリ好き魂を刺激されるような謎の話。
たった15万円の息子誘拐の身代金、山手線に乗ることを要求してくる犯人の鮮やかな手口・・。
確かに読んでる時はそれでそれで!!???って思うけど、謎が解かれてしまうと、ああ、そうですか・・・としか言いようがないですね。
私が子供なのか、美代子さんが裁判で夫より姉の言いなりになってしまったところとかがよくわからんかったとです。美代子さんと姉たちの仲は悪かったのでは。
妹夫婦は殺してるくらいだしさ。
つまりあれですか。今更になって殺人犯になるのが怖くなってってことですか。
人間らしい心理だとは思うけれども唾棄すべき感情ですね。
ただこの話最後がほんとーーーに良くて、国吉が貞三に話す、東京の地下鉄の真相、のあたりからの流れが凄い。
皇居を囲むように地下鉄は出来ている、(皇居が太陽でその周りを走る平民)とか、戦前要塞だとか、地下が発達した都市東京ならではのロマンをうまく使ってきてますよね。
実際都市伝説でも、東京の地下に秘密があるっていうのは腐るほど聞いたことがあるし、好きな題材です。
そんでもってその『環』の話をした後に、「輪廻」を感じさせるラスト。きれいです。きれいに落ちてます。
『ジャングルの虫たち』。
端的に言うと好きじゃないです。でも島田さんは、東京っていう都市に対してものすごく強い執念、みたいなものを抱いてるんだろうなあ、と感じる作品。
確かご本人は外国在住ですよね。
この人の書く東京はなんだかごちゃごちゃしてて、やたら華やかな皮一枚下では人と人が騙しあう、傷と汚れが交錯する場所、のような印象があります。
なんかさ・・古くないか・・そういうステレオタイプな東京・・・
もっと引いて!引いて見て!と思ってしまう。ただ単に小説の題材にするには闇の部分が面白いだけなのかもしんないですけど。
知識があれば騙されることもないんだよな、と、なんだか特に主題でもなかろうに思ってしまった短編でもあります。
☆は3.5で。そのうち0.5は表題作のラストの点数で。
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小説・文芸
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