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Posted by ブクログ
この物語は、三世代に渡る少年同士の友情の物語です。(そしてその三世代、三組の少年同士がそれぞれ血縁関係でないのに、結果的に巡り会うという因業めいた展開がニクい)
お互いがお互いを思う故、あのような結果に終わってしまった「伝」の世代、「航」の世代、そしてその連鎖を断ち切ろうとする徹と大地の葛藤。
ラストのあの展開には、賛否両論出そうなのには納得。ただ、あえて描かない選択をした事について、私は好意的に受け止めています。読者の心の中で続きが展開していけば良いのでは、と。
蛇足ですが、せっかく地学部なんだから、もっと石の種類出して貰えると、石マニアとしては嬉しかったかな…w
Posted by ブクログ
読み始めた時は、心が躍るのをとめられなかった。
石に宿る 遠い過去を生きた人の記憶。
このモチーフだけでも展開に強く思いを馳せてしまう。
さらに冒頭の地学部の部室がある旧校舎の描写や
登場人物がとても魅力的で 期待が高まった。
しかし後半は急ぎすぎたのだろうか。
しっくりこないままで終わってしまった。
伝と良治の繋がりはとても強い。
第三者の立場で見ていても 良治のしたことを
伝が恨んでいるとは思えなかった。
仮に恨んでいたとしても そのことを
後悔しているはずの良治の記憶が
そこから逃れたいと思っているとは
やはり考えられなかった。
むしろ あえて伝の前に進み出て
ひれ伏して詫びるのではないだろうか。
伝の記憶を継いだ大地と良治の記憶を継いだ徹。
やがてそのことを互いに知ることになる二人の
不思議な巡りあわせの必然性や
時代を超えて再会の喜びを心から分かち合う
大地の中の伝 と 徹の中の良治 を描いて
くれるものだと思っていた。
良治の恩人である医師の姓 久守と
徹の義父 航の姓 久守との関連性も
語られていなかったように思う。
どこか腑に落ちず 前半の筆者の筆力からすると
もっと心震えさせてくれたはずだと思っている。
少し残念だ。。
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