百年の記憶 哀しみを刻む石

百年の記憶 哀しみを刻む石

759円 (税込)

3pt

3.2

神隠し伝説が残る田舎町の高校に転校してきた久守徹は、天狗と呼ばれ人に遠巻きにされる孤高の少年・野見大地に誘われ廃部寸前の地学部に入部する。風のようにあらわれ石と戯れる大地に徹は惹かれるが、大地にはまだ誰にも明かせない秘密があった。それは人の記憶を内にとどめ後世に伝える「決壊石」の不思議だ。大地は初めてその秘密を徹に打ち明ける……。

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百年の記憶 哀しみを刻む石 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    石が持つ記憶を受け継ぐ人たちの話。

    小学生の頃に『石文』と言うものを知り、何て純粋な世界なんだろうと石が大好きになった私。

    文字のない時代、大切な人に想いを伝える為に石が使われていたそうです。
    自分の気持ちとピッタリの石を探しに探して、相手へと送るんだそうです。
    私なら、どんな石を探すかなぁと良

    0
    2016年07月29日

    Posted by ブクログ

    この物語は、三世代に渡る少年同士の友情の物語です。(そしてその三世代、三組の少年同士がそれぞれ血縁関係でないのに、結果的に巡り会うという因業めいた展開がニクい)
    お互いがお互いを思う故、あのような結果に終わってしまった「伝」の世代、「航」の世代、そしてその連鎖を断ち切ろうとする徹と大地の葛藤。
    ラス

    0
    2016年03月13日

    Posted by ブクログ

    わああ、そこで終わるか!っていう…。
    こいう後引く終わり方はズルイ!(笑。
    鉱物好きなので、石の描写も楽しめました。
    昔の記憶もよかったなぁ。
    あぁぁ、でもその後が気になりすぎます。もう!
    先輩のおばあさまももうちょい活躍すると思ったのになぁ…。
    紳士な松崎先生も好きです。

    0
    2016年02月14日

    Posted by ブクログ

    文庫化してただけだったうっかりしてた。とうに読んでた。

    いつもの作品よりも静謐さがなく、中高生にとっつきやすい作品になっているような気がする。
    あの静かで冷たい風の音のする作品が好きなものには多少の場違いさを感じてしまうことだろう。

    ただ、ラスト。

    ここで切るのが三木笙子作品の醍醐味なのだ、彼

    0
    2015年10月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    守れない約束に後悔し続けた良治。
    約束を信じて待ち続けた伝。
    立場が違えば見えるものも違う。憎しみが生まれるはずがないことは分かっているけど、二人の記憶を受け継いだ者達が苦しんでいるのは辛かった。
    世代を越えて遠い日の約束を果たした徹と大地の絆は揺らぐことがなく強い。
    良治と伝は思いを石に託して再会

    0
    2016年05月31日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み始めた時は、心が躍るのをとめられなかった。

    石に宿る 遠い過去を生きた人の記憶。
    このモチーフだけでも展開に強く思いを馳せてしまう。

    さらに冒頭の地学部の部室がある旧校舎の描写や
    登場人物がとても魅力的で 期待が高まった。

    しかし後半は急ぎすぎたのだろうか。
    しっくりこないままで終わってし

    0
    2015年10月15日

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