帝都一の下宿屋

帝都一の下宿屋

1,731円 (税込)

8pt

銀座は南紺屋町にある下宿屋「静修館」。若き大家の梨木桃介は無類の世話好きだ。家事万端を見事にこなし美味しい食事を作ってくれる桃介の元を追い出されるわけにはいかぬと、小説家の仙道湧水は我儘を封印して生活している。ある日、湧水は馴染みの記者から粗悪品の醤油を打っている店があるという噂を聞きつける。それは桃介とも縁の深い店だった。桃介の曇った顔は見たくない。湧水は探偵のごとく真相解明に乗り出すのだが――。明治の下宿屋を舞台に贈る、心あたたまるミステリ。

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帝都一の下宿屋 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    明治時代の東京を舞台にした連作ミステリー。それなりに有名な小説家・仙道湧水が世話になっている下宿屋は、年若い大家の梨木桃介の甲斐甲斐しさと料理上手のおかげでとても住み心地が良い。我儘で横暴な湧水も、桃介には頭が上がらない。湧水のところに次々と持ち込まれる"謎"を、桃介の手

    0
    2024年11月23日

    Posted by ブクログ

    表紙のイケメンに魅かれて。
    美味しい食事を出してくれる下宿屋、最高ーじゃん。
    出ていきたくない気持ちわかる。
    別に猫かぶらなくてもいいような気もするんだが。

    若干安楽椅子探偵っぽい話かな。
    一応捜査、というか、色々調べてはいるけど、
    読み感としては、そっち。
    軽く読めるミステリー。
    おもしろかった

    0
    2021年03月09日

    Posted by ブクログ

    帝都探偵絵図のスピンオフ?
    口の悪い作家、出不精のようにいってましたが、フットワーク軽くいろいろ出かけてました。
    三木笙子さんの書く人間が好き

    0
    2019年03月13日

    Posted by ブクログ

    最初の人物紹介、背景を読んで、何か読んだ事があるなぁと思い、似たような本を読んだのか?或いはまた同じ本を手に取ったのか?
    途中、やはりこれは読んだ事があるぞとなり、しかしどんな話だったっけ?と思い、結局最後まで読んだ。自分の記憶力の無さにあきれ、ある意味読んだと分かったのだからまだましか?と自分を慰

    0
    2022年05月13日

    Posted by ブクログ

    2022-12これはシリーズにするのかな。主人公のキャラが弱く、周りの登場人物と並列くらいになっているのが残念です。でもこの時代の雰囲気が少し感じられて良作です。

    0
    2022年01月27日

    Posted by ブクログ

    著者の作品は数冊読んでいますが、真っ先に思ったのが、

    著者はツンデレ探偵がお好みなのかな

    でした。



    ◉永遠の市…桃介が贔屓にしている醤油が、最近になって味が劣化しているという噂が流れ、心を痛める心優しい大屋を見た湧水は、彼のために真相究明に乗り出す。

    ◉障子張り替えの名手…申請前の特許の

    0
    2020年05月12日

    Posted by ブクログ

    銀座は南紺屋町にある下宿屋「静修館」。若き大家の梨木桃介は無類の世話好きだ。家事万端を見事にこなし美味しい食事を作ってくれる桃介の元を追い出されるわけにはいかぬと、小説家の仙道湧水は我侭を封印して生活している。ある日、湧水は馴染みの記者から粗悪品の醤油を売っている店があるという噂を聞きつける。それは

    0
    2019年06月30日

    Posted by ブクログ

    下宿に住む小説家が謎解きをする。男性大家の料理が美味しすぎて、作家として成功しているのに出ていけず、大家の前ではお行儀よくなってしまうという設定。それほどはまらなかったが雰囲気は好き。

    0
    2019年02月02日

    Posted by ブクログ

    「帝都探偵絵図」シリーズの番外編。とは気づかないまま読み進み、最終話でようやくわかった。
    探偵役は下宿屋「静修館」に住む小説家の仙道で、大家の桃介のために謎の解明に奔走する。
    桃介が探偵活動には何ら関与しないのが珍しいタイプかも。
    どの話も読後感がよい。
    最終話では他の下宿人たちも登場するが、ほかに

    0
    2018年12月10日

    Posted by ブクログ

    家事万能、何よりが飯がうまいと評判の下宿屋の大家と、下宿人、小説家。

    日常の謎系ミステリー。雰囲気の良い連作でした。
    大家さんにもうちょっと出張って欲しかった。笑。
    シリーズになるのかしら?

    0
    2018年11月15日

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