ハピネス（３）

押見修造

彼の血を、これまで飲んだどんなものより"おいしい"と思った──。"渇き"に耐えられず、謎の少年･サクとともに勇樹(ゆうき)の血を飲んだ岡崎(おかざき)。その後、勇樹はかつての仲間達とともに行方不明になってしまう…。一人助かった岡崎を殺そうと、再び姿を現すサク。窮地を救ったのは、"あの夜"岡崎を襲った少女･ノラだった! 血の臭いを辿り、夜の空を翔ける。瀕死の勇樹を無事発見した岡崎だったが、新たな異変はすぐに訪れ…。

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 少年マンガ
• 出版社: 講談社
• 掲載誌・レーベル: 別冊少年マガジン
• 電子版発売日: 2016年05月09日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 79MB

[ブクログ · ★★★★☆]

岡崎誠や勇樹の心情風景と言うより、ノラや岡崎誠が見ている風景が人じゃなくなった瞬間にゴッホの『星月夜』に描かれたような景色に見えるんだろうな…

[ブクログ · ★★★★☆]

動きのある作画とか背景は怪しいけど、この人の描く表情は格別だ。絵から感じる焦燥感がすごい。五所さんがかわいい。
物語は動き始めて何か大きな陰謀みたいなのを匂わせてきた。こういう展開になるのかーベタやなーと思いつつ、今後の押見修造節炸裂を今か今かと待つ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

漫画と絵による表現力がかなりすごい。
話はふつうかも…

周囲で最悪の上に更に最悪が起こりまたその上に…って感じで奈緒がさすがに可哀想すぎるけど、最初に巻き込んだのは彼女だからまあしょうがないか。

[ブクログ · ★★★☆☆]

亡くした弟を重ね合わせる。
愛してくれなかった母親を吸う。
お腹に溜めた血を口移し。
ああ。空がゴッホのようだ。

[ananasdinner · ★★☆☆☆]

珍しい

この作者の他の作品は女の子キャラの描写にばかり気合いが入ってますが、この話は主人公の友達の男キャラの出番が多いので珍しいと思いました。
しかし、主人公もこの友達もマザコンなのが気持ち悪いです。同じ作者の作品『血の轍』でもそうですが、作者は本当にマザコンキャラ好きだなぁと思いました。