天の川の太陽(下)
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天の川の太陽(下)

1,485円 (税込)

7pt

4.1

鉄剣を磨き、馬を養って時に耐える大海人(おおしあま)皇子はついに立った。東国から怒濤のような大軍が原野を埋めて近江の都に迫り、各地で朝廷軍との戦いがはじまる。激動の大乱のなかの息詰まる人間ドラマの数々。歴史学をふまえて錯綜する時代の動きをダイナミックにとらえた著者渾身の歴史長編。

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天の川の太陽 のシリーズ作品

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  • 天の川の太陽(上)
    1,257円 (税込)
    大化の改新のあと政権を保持する兄・天智天皇の都で、次第に疎外される皇太弟・大海人(おおしあま)皇子。悲運のなかで大海人の胸にたぎる想いは何か。額田王との灼熱の恋、鬱勃たる野心。古代日本を震撼させた未曾有の大乱の全貌を雄渾な筆致で活写する、小説壬申の乱。吉川英治文学賞受賞作。
  • 天の川の太陽(下)
    1,485円 (税込)
    鉄剣を磨き、馬を養って時に耐える大海人(おおしあま)皇子はついに立った。東国から怒濤のような大軍が原野を埋めて近江の都に迫り、各地で朝廷軍との戦いがはじまる。激動の大乱のなかの息詰まる人間ドラマの数々。歴史学をふまえて錯綜する時代の動きをダイナミックにとらえた著者渾身の歴史長編。

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天の川の太陽(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年06月29日

    いよいよ大海人は吉野に逃れ、美濃・伊勢・尾張の豪族や飛鳥や河内の官人を動員し、来るべき日に向けて着々と準備を進めます。美濃での動員が近江側に知られ、大海人は吉野を脱出し、叛乱の烽火をあげます。不破と飛鳥で先端が切られ、ついに大海人は勝利し、大友の首級をあげます。
    勝利によって皆が喜びの中、大海人の舎...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年06月20日

    まず、壬申の乱の記紀の少しの記述からここまでの物語に仕上げるその想像力がすばらしい。小説とはそういうものだといわれたらそれまでであるが、にしても天智天皇と天武天皇の関係を時代背景(と思われる状況)を丁寧に辿りながら、額田王や讃良姫等の恋物語も混ぜながら単なる歴史書に留まらない人間関係の物語として昇華...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    この作品は黒岩重吾氏が初めて古代史に取り組んだ歴史長篇である。
    昭和51年(1976)より連載され、昭和54年(1979)に刊行された。
    作品が発表される数年前に奈良県の明日香村で高松塚から壁画が発見され
    タブー視され続けていた天皇家及び古代への感心が高まっていた時期であった。
    一部の人を除き古代へ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月23日

    この小説は天武天皇(大海人皇子)と、天智天皇の皇子(大友皇子)の戦い「壬申の乱」について描かれたものです。
    色々な立場の各登場人物の心の移り変わりの様子が丁寧に書かれており、また、身分(血統)や階級が絶対的だった時代ならではのモノの見方や考え方に触れることによって、古代をいつもとは違う視点で味わう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月11日

    兄、中大兄皇子(天智天皇)の皇太弟として次期天皇を期するも、天皇の子の大友皇子が新天皇に指名され、出家して吉野に隠遁する大海人皇子。
    敢えて忍従しつつも東国の反近江朝廷派の力を集積し、機が熟したところで反撃の狼煙を上げる。

    672年に起きた大海人皇子と大友皇子による「壬申の乱」をテーマにした壮大な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月24日

    上巻に引き続き、大海人皇子は石橋を叩いて叩きまくりながら、対中央朝廷の準備をすすめる。そして、待ちに待った兄の天智天皇の死。大海人皇子は味方にした地方豪族たちを率い、三万の軍勢で近江宮を目指す。

    著者は限られた資料や当時の戦場の地形、人々の体力や走力などを分析し、壬申の乱の局地戦を詳細に描き出す。...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年03月22日

    鉄剣を磨き、馬を養って時に耐える大海人皇子はついに立った。東国から怒涛のような大軍が原野を埋めて近江の都に迫り、各地で朝廷軍との戦いがはじまる。激動の大乱のなかの息詰まる人間ドラマの数々。歴史学をふまえて錯綜する時代の動きをダイナミックにとらえた長篇。

     1997年7月27日購入

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2015年12月01日

    下巻では、大友皇子に天皇位を奪われ、出家して吉野に隠遁していた大海人皇子が綿密すぎるほどに計画し、挙兵するまでの様子を描く。宮滝に落ち延びてからも決して態度を変えず大海人に寄り添い続ける勝気な妻、鸕野讃良との絆の深さも印象深い。

    身分に隔たりのある舎人たちと心を通わせるなど、懐の大きな大海人に心を...続きを読む

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