使える!「国語」の考え方

使える!「国語」の考え方

770円 (税込)

3pt

4.2

国語の授業はとかく批判されがちである。つまらない、役に立たない、小説を読む意味はない、といった声が聞こえてくる。そのため、論理力をつけるための内容に変えるべきだという意見も強まっている。でも、それで本当に国語の力はつくのだろうか? そこで、文学、論理といった枠にとらわれないで、読む力・書く力を身につけるための新しい考え方を提案する。これまでなかった国語の授業がここにお披露目される。

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使える!「国語」の考え方 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年01月28日

    これはいい本。
    第4章くらいまでは各章の内容は面白いものの、関連がイマイチわからなかったのだけど、後半のまとめ方がすばらしい。伏線を綺麗に回収したミステリを読んだような読後感。
    ”すべての事実は物語られる”という最終章のタイトルもいい。小説(フィクション)なんてなんの役にもたたないと考えている多くの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月11日

    タイトルと中身が合ってない。どっちかというと「今の国語の授業はつまらない」「こういう風に考えたら面白くなるんじゃないか」という話と、「論理的に書くというのは具体的にはどういうことか」という話。

    「羅生門」「舞姫」を解説したところがわかりやすくて特に面白かった。7、8章はよくあるメディア論、ネット論...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年08月22日

    現状の国語、特に小説の授業の課題とその克服が語られるのかと思いきや、現在の典型的な国語の授業を検証するまでは良かったのだが、この本の中盤の文章の書き方なついての記述はかなり唐突な印象を受ける。ということで、全体の構成は分かりづらい。ただし、得ることもあるのがこの本。特に「物語」についての記述。筆者は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年03月26日

    国語はそもそも何を学ぶ学問なのか。役には立たないのではという批判に答えつつ、論理的であることや、リテラシーなど国語周辺について語ってくれる。

    国語を教える立場にある人と、いま国語を学習している人にはあまり直接的に得るものはあまりないように思う。学生の頃に国語の授業がつまらなかったと思う国語学習はと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年05月11日

    この筆者が作中で「やってはいけない」と指摘していることを、自分自身がやってしまったという残念な本。テーマがとっちらかっていて、散漫。タイトルと内容が一致しているのは小説を扱った第三章まで。論説文についてダラダラ語っている第四章以降がひどい。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年08月21日

    「物語論」を専門とする筆者が国語教師の経験をもとにあるべき国語教育について語った本。

    久しぶりに大変学ぶところの多い本だった。

    ・文章の読み方は、三つ
    ‐ 作者の立場で読む。作者がどのような状況で文章を書いたか
    ‐ 読者の立場で読む。文章が読者に作用する
    ‐ 物語の型として読む

    ・文章をわかり...続きを読む

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