無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
選ばれなかった者たちの
“もう一つ”の箱根駅伝。
箱根から漏れた4年生、11名の選手たちは、16名のエントリーメンバーが発表された日を境に選手のサポートに回る。「自分らは、箱根0区なんです」西川主務は、そう言う。<略>スポットライトは当たらないが、箱根を走る選手たちは彼らの働きに感謝し、本番に臨む。<略>区間エントリー、3名、0区エントリー、13名。東海大学陸上競技部中・長距離ブロック所属4年生、計16名の最後の箱根が始まった。(本文より)
付き添い、計測員、給水員、応援係……。「最後の箱根」で“戦力外”になった学生たちの挫折と再起を追った、感動のノンフィクション!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
大学の陸上部でも7割は出走できないという箱根駅伝。2018の東海大を舞台に裏方に回った学生たちの箱根駅伝を追ったノンフィクション。
何より題名が良い。子供の頃から夢見た箱根駅伝。希望する大学に入学するも怪我やメンタル面の問題などから実力を発揮できずメンバーに選ばれない学生たち。メンバーの支援に回ったり翌年以降に向けて下級生の練習を引っ張ったり。実は箱根駅伝本番で走れない選手の方が多い世界。
付き添いやコース途中でのタイム測定、選手への給水など。主務、マネージャーと控え選手の箱根駅伝の二日間を描いたノンフィクション。
テレビには映らない努力の過程には感動間違いなしです。
Posted by ブクログ
「箱根0区」は箱根駅伝にエントリーできなかった選手たちの自称らしい。この本はそのエントリー外になった選手に的が絞られてる訳ではなく、2018年の箱根の各区間の走者を中心にその周りの「0区」の選手のストーリーが織り込まれるような構成。走った選手の「箱根の実際」と、それを見守りサポートする選手たちの葛藤など。
みな一様でなるほどと思ったのは、箱根を目指してきた選手たちが、「自分は走れない」と分かった時悟った時の反応。そのタイミングはそれぞれ違うのだけれど、一旦は気持ちも体も沈んだところから、再度色んな形で立ち上がっていく。それまで心身の不調で走れなかった選手が、箱根に出れなかった自分と向き合った途端にタイムが上がったりする。勿論描かれてる選手のエピソードが全てではないにしろ、目指すものがあることの素晴らしさと同時にその怖さも感じさせられた。そんな時自分だったら、選手に、子供にどんなアプローチができるだろう、とか考えたよね。
色んなものが詰まってるいい本でした。
あと個人的には、エース2人が最後まで冷戦状態だった様と、敗因に挙げられてた監督とコーチの距離問題が、生々しくて良かった。あー、学校っぽい、て感じで。
箱根駅伝楽しみになりました。
Posted by ブクログ
2019年の箱根駅伝で,総合優勝した東海大。
その東海大の前年,2018年の箱根駅伝までに密着し書き上げられたルポ。著者はサッカー,陸上競技などに精通したスポーツライター。
東海大に限らず,箱根の常連校は陸上競技者の層も厚く,箱根の10区に入れないメンバーも当然多い。
東海大では箱根のエントリーメンバーが発表されたあと,エントリーメンバーから漏れた4年生は選手のサポート,裏方に回る。これらのメンバーを箱根0区と呼んでいるそうだ。
0区の選手たちは,グラウンドなどの整備,データ集め,本番前の様々な準備,箱根当日は各区間のタイム計測,付き添い,給水,応援などの手厚いサポートを行う。
0区の献身的なサポートがあるからこそ,各区間のランナーは走ること注力できるのだ。
主務,西川雄一朗も,マネージャーとして選手のサポート,また監督やコーチとの橋渡し役となっている。表には出ないところでチームの為に尽くしている。
この本の中では,2018年,春日千速主将の代の4年生に関する記述が多い。
大学トップクラスの実力を持った,關颯人,鬼塚翔太,館澤亨次など,東海大の黄金世代と言われる当時の2年生たちが駅伝メンバーに選ばれるなか,当時の4年生,3年生は余り目立つ選手がいず,おとなしい世代だったそうだ。
その4年生も,みな,箱根で走ることを夢見て,目標に向かって練習を重ねていたのだ。競技実績や故障などで0区へとはなったけれども,チームのために,それぞれのポジションで持った役割を果たす。メンバーから外れ,一度は希望を失っても,裏方でチームのために尽くす0区選手たち。それもまた輝かしいと思う。
両角監督の話も出ていたけれど,箱根がゴールなのではなくて,大学での4年間は教育期間。卒業したあとも世界で活躍できる選手を育成したいと考えているとのことだ。
この本に書かれている2018年,東海大は往路9位,復路4位で,総合5位となった。
だが,これを良しとせず,上を目指したからこその,翌2019年の総合優勝につながったのだろう。これからの活躍も期待している。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
ビジネス・実用
ビジネス・実用