繁栄と衰退と

繁栄と衰退と

4,522円 (税込)

22pt

5.0

外務省情報調査局の初代局長として日本の国際情勢分析を担った著者がソ連崩壊の年に世に問うた警世の書。ウェストファリア条約を境とする十七世紀の経済大国オランダの興亡から冷戦後日本の針路を問う。歴史と国策とが交錯する、格好の名著。

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繁栄と衰退と のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年04月14日

    17世紀のオランダがイギリス、フランスとの戦争に入るまでいかに経済の繁栄と発展、栄耀栄華を誇っていたか、なぜそのことが戦争に突入せざるを得なかったか。その歴史を通して国の栄枯盛衰をオランダ史を通して学べ今後の日本がどのような方向に向かう可能性があるか、と言うことを考察している。非常に面白い本です。こ...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年01月26日

    ●海洋を支配する同盟国との関係が良好である限りにおいて許され得る道徳的孤立主義は、それを貫き過ぎると同盟関係の否定へつながる。(やりすぎると必ず報いを受ける)
    ●中央への権力集中の弱さは政策的一貫性の担保に支障を生じ、信頼性もとい外交力の弱さに直結する。
    ●17世紀の英国は、西という脅威がある限りに...続きを読む

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