あらすじ
外務省情報調査局の初代局長として日本の国際情勢分析を担った著者がソ連崩壊の年に世に問うた警世の書。ウェストファリア条約を境とする十七世紀の経済大国オランダの興亡から冷戦後日本の針路を問う。歴史と国策とが交錯する、格好の名著。
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Posted by ブクログ
17世紀のオランダがイギリス、フランスとの戦争に入るまでいかに経済の繁栄と発展、栄耀栄華を誇っていたか、なぜそのことが戦争に突入せざるを得なかったか。その歴史を通して国の栄枯盛衰をオランダ史を通して学べ今後の日本がどのような方向に向かう可能性があるか、と言うことを考察している。非常に面白い本です。この本は国の政治経済を通した栄枯盛衰だけではなく一国ひいては一個人の人生においても非常に参考になるものであります。