スパイス、爆薬、医薬品 世界史を変えた17の化学物質

スパイス、爆薬、医薬品 世界史を変えた17の化学物質

ビジネス・実用
2,860円 (税込)

14pt

小さな分子が社会を変えた!
化学構造式の読み方も身につくユニークな世界史

砂糖、綿、抗菌剤、ゴム、ニコチン、PCB…身近な物質の化学的な働きが、
東西交易や植民地支配、産業革命、公衆衛生、戦争と平和、法律など
人類の発展に与えた影響を、エピソード豊富に分りやすく解説。
文明の発達を理解するための独創的なアプローチ。

こんなあなたにお勧めします。(「訳者あとがき」より)
1 化学を学び損ねた人(本日が再スタートのチャンスです)
2 化学が嫌いだった人(分かれば好きになるものです)
3 知識を増やしたいビジネスマン(すぐには役立たない知識にこそ価値がある)
4 国立大学めざす受験生(一冊で世界史と化学の二科目はお得です)
5 大学に入ってこれから化学を学ぶ人(スタートダッシュが大事です)
6 化学を専門にするが人文科学も好きな人(私でした)
7 授業用に雑学ネタが欲しい化学科の教授(ネットで簡単に深く掘れます)
8 偶然これを手に取ったあなた(家に帰って構造式を実際に書いてみましょう)

<目次より>
一章 胡椒、ナツメグ、クローブ――大航海時代を開いた分子
二章 アスコルビン酸――オーストラリアがポルトガル語にならなかったわけ
三章 グルコース――アメリカ奴隷制を生んだ甘い味
四章 セルロース――産業革命を起こした綿繊維
五章 ニトロ化合物――国を破壊し山を動かす爆薬
六章 シルクとナイロン――無上の交易品とその合成代用品
七章 フェノール――医療現場の革命とプラスチックの時代
八章 イソプレン――社会を根底から変えた奇妙な物質
九章 染料――近代化学工業を生んだ華やかな分子
十章 医学の革命――アスピリン、サルファ剤、ペニシリン
十一章 避妊薬――女性の社会進出を後押しした錠剤
十二章 魔術の分子――幻想と悲劇を生んだ天然毒
十三章 モルヒネ、ニコチン、カフェイン――阿片戦争と三つの快楽分子
十四章 オレイン酸――黄金の液体は西欧文明の神話的日常品
十五章 塩――社会の仕組みを形作った人類の必須サプリメント
十六章 有機塩素化合物――便利と快適を求めた代償
十七章 マラリアvs.人類――キニーネ、DDT、変異ヘモグロビン

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 理工
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • タイトル
    :
    スパイス、爆薬、医薬品 世界史を変えた17の化学物質
  • タイトルID
    :
    556438
  • ページ数
    :
    372ページ
  • 電子版発売日
    :
    2018年10月12日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    13MB

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スパイス、爆薬、医薬品 世界史を変えた17の化学物質 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    化学物質という側面から歴史を見る面白さに気がついた。各分子が人類にどのように影響を与えたのか分かりやすく書いてありとてもためになった。分子自体は小さい変化でも作用として大きく変わるところが化学の面白いところ、もっと勉強しとけばよかつた。エピローグにあったように今の時代に最も影響した分子がなんなのか未来の人たちに聞いてみたい。

    0
    2025年01月20日

    Posted by ブクログ

    日記を見るにどうやら一か月以上、この一冊を読んでいたらしい。P・ルクーターとJ・バーレサンの共著であり、小林力訳「スパイス、爆薬、医薬品 世界史を変えた17の化学物質」だ。初めは表紙がカッコいいと思って二階の本棚に飾っておいたのだが、次第にいつまでも置いておくことの罪悪感が芽生え始め、一度手を付けたら非常に面白くて堪能してしまった。裏表紙を見たら定価が2600円+税金ということで、かなり高価な部類に入る著書なのだが、メルカリで買ったため半額くらいだったと思われる。タイトルから想像できるように化学物質と世界史のつながりを描いていて、全17章に分かれているのだが、このチョイスがすごくいい。本当に日常生活に溶け込んでいる物質から取り上げていって、次の物質を連想できるような構成になっている。例えば大航海時代を切り開いたスパイスの刺激物質であるピぺリンから、同時期に多発した壊血病の原因物質であるアスコルビン酸、ビタミンCを取り上げる。さらに大航海時代の奴隷貿易で莫大な利益を上げた砂糖の生成という観点からグルコース、グルコースの集合体ということでセルロース、セルロースはニトロ基が付くと起爆性が生じることから爆薬、主にニトロ化合物の話になっていく。こんな感じで、基本的に話が繋がっているから、読んでいて小気味いい。これが砂糖の話から爆薬の話になって、アスコルビン酸の話からモルフィネの話にでもなったら情緒が不安定で読みづらいことこの上ないが、そういう懸念はない。何よりもベースが世界史だから、その時点でストーリー性があって面白い。ただ思うのは、もう少し世界史の知識があればより楽しめたのだろうと思う。だから将来的に世界史を学んでから、改めて読み直したい本だ。あと非常にいいと思ったのは、化学構造式が明記されており、そのたびに読者に丁寧な説明が施されていたことだ。あくまでも一般書だから専門的な用語はあまり使わず、図解してくれている。いままでいろいろな本を読んだが、この本ほど図というものを巧みに使用している本はなかった。だからある意味では科学の本でもあるし、世界史の本でもあるし、一般の書でもある。ただそこに壁を作っていないので、新しい知識に触れるという新鮮さもあって、化学の入門という感覚もあり、非常に本作りがうまいと思った。それでいて訳者も上手だ。原文は読んでいないが、和訳に柔らかみがあり、図解も相まって硬いながらも柔らかい本になっている。歴史の中で化学物質のような微小な存在を意識することはあまりないのだが、生物兵器のようなものが作られ使用までされたことを考えると、その存在は極めて重要である。そのことに気づかせてくれるような本だ。本当に面白かった。

    0
    2024年11月27日

    Posted by ブクログ

    理科は得意だが歴史が苦手だった私に、歴史の面白さを教えてくれた思い出深い1冊。様々な化学物質が人類の医学的・文化的発展にどう貢献したのかが良くわかる。特に、フェノールやペニシリン等の医薬品を発見した先駆者達には感謝しかない。

    0
    2024年08月13日

    Posted by ブクログ

    全ての原点とも言える化学物質から始まる化学反応、我々人類は日々自然の恩恵を受け、また、時には戦い、それらの歴史には常に化学が存在しています。ふとした日常、近代話も多くとても興味深く読むことができました。(食べ物好きなので特に…)そこそこの分厚さではありますが、一気に読める本で、興味本位でもこの一冊を読む事で私たちの「生活」そのものの本質に少しでも気づくことができるような、ここ最近で読んだ中で一番面白い本でした。

    0
    2014年02月17日

    Posted by ブクログ

    化学の本としても、読み物としてもなかなかよく出来ている。話のつながり具合がうまく、各章のボリュームもちょうどよい。いろんなレベルの人が読んでも、なるほど、と思える部分があると思う。

    0
    2013年03月25日

    Posted by ブクログ

    化学と歴史は思いの外、関係が深い。 いくつもの大きな歴史の転換点に化学物質が関わってきた。 大航海時代に求められたスパイスの香料成分、航海とビタミンC、等々。 この本は、あえて化学式をきちんと示し、何がその機能を分けているのかを解説する。 エピソードとしてだけでも十分面白いけれど、何故そうなのかを理解すれことでより深い理解が得られる。 登場する物質は有機化学系が中心だが、塩のような基本的な物質も取り上げられる。

    興味深かったのは、染料の話。 その開発がやがて、医薬品の発達につながってゆくというという展開が面白かった。 化学と政治の関係を考察する材料にも事欠かない。

    0
    2013年02月14日

    Posted by ブクログ

    ある化学物質がこんな歴史を作った・・・!
    この切り口は本当に面白かった。
    新たな化学物質が生み出される度に様々な歴史も同時に生まれるんだなぁとしみじみ。作られる物質は時には環境への負の遺産になることもあるし、沢山の命を奪うこともある。でも、化学物質が悪いのではなくて、それを使用する人間の心が悪いのだと思う。そう感じました。化学者達の生き様に関するくだりも面白かった。

    構造がそっくりでほんの少しだけ官能基が違う物質が、全く性質の異なる物質になることを構造式を交えて解りやすく解説してあった。
    もしかすると理系じゃない人には取っつき難さを感じるかもしれない。けど、解説が詳しく書かれているので、専門用語がちんぷんかんぷん!みたいなことにはならないと思う。
    私自身は理系だからかもしれないが、出てくる物質や反応過程の構造式が全部書いていたので、すっごく読みやすかった!

    0
    2013年01月11日

    Posted by ブクログ

    <歴史の陰に化学物質あり>

    古来、数多くの事件が歴史を動かしてきた。事件の陰にはさまざまな要因がある。その中に、化学物質もあったのだ、というのが本書の視点。
    これが抜群におもしろい。
    取り上げられている物質は、スパイス・ビタミン・糖・繊維・爆薬・ゴム・染料・薬品・麻薬・塩等、幅広い。

    特筆すべきは、構造式がかなり数多く掲載されていて、分子の役割を考える上で非常にわかりやすいこと(亀の甲が嫌いだった方も、逃げないでー。テストはありません)。
    例えば、グリコーゲンはグルコースが重合した貯蔵多糖であり、動物に利用されている分子だが、この分子には多くの枝分かれがある。このため、いざ栄養分が必要になった際、枝の先から多くのグルコースが遊離し、迅速な栄養補給が可能になる。こういう話は構造式を見て、分子の模式図を見れば一目瞭然。

    細かいこぼれ話をちりばめて興味を惹きつつ、大航海を誘発したスパイス、魔女狩りの陰にあった薬草や毒草の成分、冷媒や絶縁体としてすばらしいと目されたが、後に思わぬ問題が表出した有機塩素化合物など、歴史の大きなうねりの中で少なからぬ役割を果たした化学物質について、全17章に渡って解説していく。

    大航海時代、船乗りたちはビタミン不足から壊血病に苦しんだ。クックは船乗りたちの食事に新鮮な野菜や果物を取り入れて、航海を成功させた(二章:アスコルビン酸)。
    オリーブは油の原料として非常に珍重されたが、根がまっすぐであり、表土を保持できないために土地が荒れ、古代ギリシャの衰退に一役買ったという。だが後に、石鹸の原料として人々の衛生状態を支えた(十四章:オレイン酸)。
    アフリカ人の中には、マラリアに対抗するため変異ヘモグロビン(鎌形赤血球)を持つようになった人がいる。このためマラリアに強くなり、アメリカ先住民が倒れる中、アフリカ人が残ったという。これが奴隷貿易を支える一因になったのではないかという見方もできる(十七章:マラリアvs.人類)。

    大学1・2年の方には特におもしろく読めると思うし、そうでなくても文系・理系どちらの人にもおすすめです~。


    *原題は”Napoleon’s Buttons”。ナポレオンのロシア遠征が失敗したのは、軍服のボタンが低温に弱い錫だったため、という説がある。錫は低温で粉末化する。服を留めることができず、防寒の用をなさなかったというのだ。これには異論もあるようで、真偽のほどは定かでないが、なかなか興味深い。
    これ、最近どこかで似たような話を読んだ気が。南極を目指したスコット隊の燃料タンクの金属が腐食(?)して燃料が漏れてしまっていた、というような話。これも錫だったのかなぁ・・・? 燃料漏れの話は、多分、科学雑誌のどれかで読んだと思うのだが、確認しようと思って探したけど行き当たらず。どなたかご存じでしたらご教示ください。

    0
    2012年05月23日

    Posted by ブクログ

     とりあえず本屋で表紙買い。(いや、手にとってみたくなるような洒落た表紙デザインってすごく大切だと思うんだ……)
     そして大当たり。確かに化学式は多いけれど、絵だと思って眺めてみれば、なんとなく違いがわかってくるから不思議。

     内容については帯にもあった「身近な物質の化学的な働きが、人類の発展に与えた影響を豊富なエピソードを交えてわかりやすく解説した一冊」で事足りる。
     でも、そのエピソードの選び方が、ほんとに身近で面白い。
     
    「これ(ラクトース(乳糖)の化学式)を見たときに、OHが上についているか、下についているか。ただこれだけの違いで、おなかがごろごろする牛乳か、そうでない牛乳かに変わってくるんだよ」(P65)

    「女王バチと働きバチの分子の違いも、たったこれだけなんだけど、見た目がこれだけ変わってくるんだよ」(P15)

    ―――「せんせーがなんかまた違う本読んでる」「どんなことが書いてあるの?」というので覗き込んできた生徒(五年生)たちに、こんな説明をしたときに、彼らの目がどれほど輝いたことか!

     往々にして世の中には、なにかというと「文系」「理系」の二つでくくりたがる(分類したがる)人がいるわけなのだけど、それがいかに馬鹿馬鹿しいか、ということもあわせて教えてくれる一冊でもあったことは特記しておくべきだと思う。

     科学も化学も普段の生活に直結して存在している。

     おなかの掃除をしてくれるセルロースと、お砂糖の甘みのグルコースの名前が似ているのにはちゃんと理由がある。
     「紫」「赤」を染め出す染料の分子式の複雑さと、「茶」を染め出す染料の分子式のシンプルさを並べてみたときに、なぜ、平安時代では「赤」が年配の色とされたのか、官位が高いもののみ着用を赦される禁色とされたのか、理屈で理解ができるはず。
    (分子式が複雑→反応させるのが難しい→金と手間がかかる)

    「なるほどなるほど、そういうわけだったのかー」という、知ったときの楽しみと快楽を味わうことができるという意味でも、非常にお勧めの一冊だった。

    0
    2012年05月04日

    Posted by ブクログ

    世界史(主に近代、現代史)を有機化合物から読み解く、極めてユニークな一冊。これ一冊を種本に1年間、中学校か高校で講義をしたら化学志望者が激増するんじゃないかと思う。
    大航海時代が香辛料を求めて花開いたことは雑学で知っていても、そこの世界史的な前後関係と、各物質の化学構造式と性質が並列で学習できる。前章で紹介された物質から、次の物質への構成の繋がりもまさに有機的。第一章の香辛料から第二章のアスコルビン酸(ビタミンC)といったように、大航海時代の次の段階に話が進んでいく。
    邦題が二匹目のドジョウなので(銃、病原菌、鉄)なので期待してなかったが、おすすめ。

    0
    2012年04月09日

スパイス、爆薬、医薬品 世界史を変えた17の化学物質 の詳細情報

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    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 理工
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • タイトル
    :
    スパイス、爆薬、医薬品 世界史を変えた17の化学物質
  • タイトルID
    :
    556438
  • ページ数
    :
    372ページ
  • 電子版発売日
    :
    2018年10月12日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    13MB

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