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Posted by ブクログ
その昔、深夜番組で「殿様のフェロモン」というちょいエロ番組があった。当時、その番組を見ていて流れたのがシャ乱Qの「上・京・物・語」であったことは今も覚えている。
その後、アニメ主題歌「シングルベッド」がヒット、「ズルい女」が爆発的に売れ、一躍トップアーティストになっていった。その後はASAYANやらモー娘やらでプロデュース業に専念されたのかと思っていたが、まさか喉頭がんになって声帯摘出というアーティストにとって致命的な病気に罹っていたとは…。
治療のため、生きるためとはいえ、自分の「声」を引き換えにしなければならないという皮肉。
しかし、献身的な奥様の看護、心の支えとなった子供たち、慕ってくれるTOKIOのメンバーなど、様々な周りの人々のため、社長として経営する会社のため、そして多くのつんく♂さんファンのため、「だから、生きて。」欲しい。
Posted by ブクログ
いま一番尊敬している人は?と聞かれたら「つんく♂」と答えるようになって、はや5年以上経ちます。単行本の時も本屋さんでチェックしていたのですが、今朝の朝刊で文庫になったことを知り、駅の本屋でゲットで新幹線で一気読み。尊敬している理由は、ハロプロという巨大音楽装置を作り上げたこと。自分にとってハロプロは、まさにLOVEマシーンなのです。その音楽はソウルでファンクでロックでカッコいいのに、歌詞がメチャメチャ下世話で、それをたぶん意味さえわかっていない研修生が芸能として鍛え上げて自分のものにしていく、というプロセスにどハマりしているからです。たぶん、別のアイドルグループとは違って、「つんく♂」にとってモーニング娘。を始めとするハロー!プロジェクトの仕事は、アイドルをプロデュースしているのではなく、アイドル音楽というジャンルを作ってカッコいい音楽を広めていく作業なのだと思います。その総帥の座を降りた今でも、ハロプロメンバーや研修生は、「つんく♂」曲を古典として歌い継いでいるのです。そのメジャーの秘訣が、下世話な歌詞というものに象徴されていて、そのベタさが失われた20年の女子たちの心に染み渡っているからだ、と思っています。そのベタさ、が癌との闘病をテーマにした本書にも横溢していて、深刻をポジにしていく妻との愛情物語や家族大好きトランスフォームとして語られています。声を失っても前向きに生きていることが尊敬のポイントなのではありませんが、本人が似ていると自らも言う、上沼恵美子に代表される大阪のおばちゃんパワー的なものを、この文庫に見ました。
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