愛と呪い 3巻(完)【電子特典付き】
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愛と呪い 3巻(完)【電子特典付き】

少年・青年マンガ
704円 (税込)

3pt

これで性交をする「女」にも、子どもを産む「母」にもならなくてよいのだ。自分で自分を縛り付けるような結婚生活が終わったとき、愛子の胸をよぎったのはそんな安堵にも似た気持ちだった。東日本大震災、離婚、成人後も続いた父の暴力と母の懺悔――。今はもう世界が滅びればいいとは思わない。ただ、この怒りが消えることを祈りながら生き延びる。すべてを憎むしかなかったある「キレる17歳」世代のサバイバル物語(ストーリー)、最終巻。【電子版特典】渡辺ペコ×ふみふみこ特別対談「本当は憎しみと違うものを探していた」収録! 「家族」の物語を描く二人が漫画を通して追いかけるもの――。※当電子版特典は文芸総合誌『yom yom vol.59(2019年12月号)』掲載の特別対談を再録したものです。

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愛と呪い の一覧

全3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 愛と呪い 1巻
    完結
    704円 (税込)
    物心ついた頃には始まっていた父親からの虐待、宗教にのめり込む家族たち。愛子は自分も、自分が生きるこの世界も、誰かに殺して欲しかった。阪神淡路大震災、オウム真理教、酒鬼薔薇事件……時代は終末の予感に満ちてもいた。「ここではないどこか」を想像できず、暴力的な生きにくさと一人で向き合うしかなかった地方の町で、少女はどう生き延びたのか。『ぼくらのへんたい』の著者が綴る、半自伝的90年代クロニクル。
  • 愛と呪い 2巻
    完結
    704円 (税込)
    虐待など、なかったかのように振る舞う家族。もし世界が終わらないなら、私が壊れてしまえばいいのだろうか。過去を「なんでもないこと」にするために、男の身体で記憶を上書きする。何度も、何度でも、汚れることが救いのような気がしていた――。裁きの下りなかった世紀末、クラスメイトに言えない放課後、そして「キレる17歳」。虚しさとともに始まったゼロ年代の絶対孤独を描く半自伝的クロニクル第2巻。共感の声、続々!
  • 愛と呪い 3巻(完)【電子特典付き】
    完結
    704円 (税込)
    これで性交をする「女」にも、子どもを産む「母」にもならなくてよいのだ。自分で自分を縛り付けるような結婚生活が終わったとき、愛子の胸をよぎったのはそんな安堵にも似た気持ちだった。東日本大震災、離婚、成人後も続いた父の暴力と母の懺悔――。今はもう世界が滅びればいいとは思わない。ただ、この怒りが消えることを祈りながら生き延びる。すべてを憎むしかなかったある「キレる17歳」世代のサバイバル物語(ストーリー)、最終巻。【電子版特典】渡辺ペコ×ふみふみこ特別対談「本当は憎しみと違うものを探していた」収録! 「家族」の物語を描く二人が漫画を通して追いかけるもの――。※当電子版特典は文芸総合誌『yom yom vol.59(2019年12月号)』掲載の特別対談を再録したものです。

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愛と呪い 3巻(完)【電子特典付き】 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    家族って。

    虐待は無かったけど、ほんとに向き合ってほしかった時に1人だった。
    親は親で悩んでたんだろうなと思う。

    死にたかったけど、死ねなかったし、
    大人になって、少し楽になって、生きていきたいと今は思う。

    一歩間違えたら自分も犯罪者になっていたかも。
    そんなふうに感じるのは自分だけじゃないのだと。


    愛子の母のような人物、知り合いに被ってみえてしまった。
    その人はまだ親ではないけど、

    色々考えてしまう。

    1
    2022年06月04日

    Posted by ブクログ

    作者の反自伝的作品というのがまたなんとも。
    幼い頃から父親からの性的虐待、
    それを黙認どころか、戯れの一環とでも言うように、
    見て見ぬふりや笑って見過ごす母、そして兄。
    宗教にのめり込む祖母。学校。クラスメイト。
    阪神淡路大震災、オウム真理教、酒鬼薔薇聖斗事件、
    援助交際、引きこもり、摂食障害、東日本大震災、
    こんなにいろいろあったっけ!?て思い返して吐き気。
    援交相手の田中に救いを求めるも軽くあしらわれる。
    そこがめちゃくちゃリアルだったな。そんなもんだ。
    母親の謝罪も消えない過去もとにかく苦しくて、
    ずっとずっと死にたくて死ねない主人公が哀れ。
    最後の最後まで苦しいけど、読んで欲しいとも思う。
    てゆか、ふみふみこ作品はどれも秀逸。

    0
    2023年07月26日

    Posted by ブクログ

    エグいマンガだよって評判を受け興味を持ち、読みましたが、鬱。と一言では片付けたくないマンガ。
    作者の半自伝ということもあり手放しに面白かったとは言いづらい気持ちもあるんですが、面白かったし傑作だと思います。最終巻の間話にある作者の悲痛な叫びがしんどかったです。放心。

    0
    2022年01月12日

    Posted by ブクログ

    新興宗教を信仰する家庭に生まれ、その教祖が創った学校に通い、母親からは身体的、父親からは性的虐待を受けて育った主人公・愛子。
    完結巻となる今巻では、中学生の時から20年の歳月を経て、アラフォーになった彼女のままならない日常が語られる。
    同世代のせいか、今巻の愛子にいちばんシンパシーを感じた。
    特に「だんだん好きなものが増えていった」「自分の面倒だけ見てればいいのはすごく楽だ」のモノローグのくだりは凄くリアル。
    サバイバーでありながら、フラッシュバックや劣等感から酒やセックスに逃避する愛子。
    元彼氏に「自分を大事にしろ」と諭されたが、彼女には大事にしたい自分がいない。

    彼女が大事にしたかった汚れてない自分は、父親の手でとっくに壊されてしまっている。
    彼女自身には何の非もないのに、彼女が物心付く前に。

    一番しんどいのは生き延びたその後。
    当たり前だが、大人になってからも人生は続くのだ。淡々と。

    好きな人が簡単に口にする「ずっと」を信じられない、それがどんなに軽薄な楽観に依存してるか経験済みだから。

    二巻で村田さんが言った、「特別でありたいから不幸にすがってる」というのは的を射ている。
    普通の子の中にまぎれたら愛子の不幸は悲惨だが、不幸な子の中に紛れたら決して特別じゃないし、誰も彼女一人に同情してはくれない。
    「その他大勢の不幸なサバイバーのケース」に分類されてしまうのだ。

    冒頭のひきこもりの描写、精神状態と筆跡の乱れがシンクロする描写は実に生々しくも痛々しく、切実に胸に迫る。
    愛子が憎悪してる、もしくは嫌悪してる人物の顔をぐちゃぐちゃに塗り潰すのも面白い。
    顕著なのが父親だが、娘に虐待している時は絶対顔が見えないのに、それ以外の団欒のシーンでは普通に描かれている。
    被害者の会のメンバーが透明だったのは、人格を備えた個人としてではなく、自分とおなじ被害者として愛子が捉えていたからだろうか?

    父親から、または母親からの虐待という家庭環境こそ特異だが、学生時代のいじめに挫折に家族の不和、思春期の疎外感や孤独感など、多かれ少なかれ体験している読者は多い。
    私を含む三十代の彼らや彼女らに、愛子のモノローグがどれほど重たく響くことか。

    結婚しなくていい。子どもを産まなくていい。育てなくていい。無理してしあわせにならなくていい。

    しあわせになることと救われることはイコールじゃない。
    無理してしあわせにならなくていいと理解することで、救われる人間もいる。

    圧倒的に美しく正しい、「正解」のあちら側の世界で、だが汚れてしまった愛子は生きられない。
    もし三十代で結婚して家庭を作り子どもを産み育てるのが、世間や猪木先生が定義する「ちゃんとした人間」なら愛子はどうしたらいいのか。

    諦めることは許すことに似ている。
    父親にされていることを見て見ぬふりした母。笑い話にされた屈辱。
    その全てを忘れられなくても、「もう助けてほしいとは思わない」「抱き締めてほしいとも思ってない」と諦めた愛子は、そうすることで少し楽になれたはずだ。

    ひとを憎むのはものすごく疲れる。
    うまくいかない人生を誰かのせいにして生きることも。
    たとえそれが事実でも、誰かのせいにしてるあいだは自分の人生を生きてない。
    そして大抵の場合、憎まれてる側はそのことに気付かないか気付いてもどうでもいいと流し、憎しみで人生を磨り潰される被害者だけが割を食い続ける。
    愛子の人生を狂わせた最大の元凶である父親は、娘に撲殺されかけたことも寝過ごして知らず、彼女にしたことを悪いとさえ思ってない節がある。

    残酷な話、愛子が本当の意味で救われることはけっしてない。本当に助けてほしかったあの頃はもう終わってしまったのだから。彼女はこれからも薬を手放せず、悪い夢にうなされ、父親の影に怯え続ける。普通じゃない、普通になりたくてもなれない自己嫌悪に苛まれ続ける。

    朝起きて、朝ごはんを食べて、仕事をして、帰ってから寝るまで家でダラダラする。
    そんな毎日同じ無為な日々を叫びだしたい位に厭い、オンリーワンの特別な存在になりたがる人間もいるが、それは愛子のような人間が死ぬほど手に入れたくて手に入れられない「普通」なのだ。
    誰かが死ぬほど焦がれるものなのだ。
    雑に生きていいはずがない。

    この作品はスッキリする答えをださない。
    何故なら愛子の人生はこれからも続くから。
    母との和解(?)も通過点にすぎないし、愛子が中高年になれば、両親の介護などの問題も持ち上がるかもしれない。
    それでも愛子は生きていける。しんどくて苦しくて、やっぱり無理でだめそうで、それでもなんとか持ち直して生きていくし、そうあってほしいとこの物語を見守ってきた読者は祈る。

    難点を挙げるなら母親の心情や関係性は掘り下げられているが、父や祖母のタブーに踏み込んでないこと。
    父親に関しては「コレはもうどうしようもない」と、理解も和解もできない異物として切り捨ててるのかもしれないが、中年の息子が孫の服を脱がせて胸を吸ってるのを見て見ぬふりするのは、どう考えても異常では?
    母の罪と罰にはフォーカスしても、高齢の祖母には一切その件を追及せず、ただただ庇護すべき弱者として描いてるのが違和感だった。

    ふみふみこの半自伝的作品とのことだが、これを書かずにいられなかった作者の心中を想像すると重たい。
    「ぼくらのへんたい」「qtμt」など、人間関係の歪みやジェンダーやセクシュアリティへの固執を扱った作品を読めば、作者がなんらかの性的トラウマを抱えているのは察しが付く。

    彼女に漫画があってよかったと心から思う。

    1
    2019年11月14日

    購入済み

    胸が苦しくなった。

    1.2巻は幼少期から学生まで。
    3巻はそれを踏まえた上での大人の話し。
    ずっとトラウマに縛られていて見ていて辛くなった。
    ただ少しずつ前に進もうとしている姿勢に応援したくなりました。

    #深い #ドロドロ #ダーク

    0
    2022年01月05日

    Posted by ブクログ

    全3巻合本版一気読み。
    生活環境と人格形成について考えていたところだったので、とても参考になりました。この話はフィクションですが、こんな話はどこにでもあります。心理描写含めて一例としてとても参考になり楽しく(?)読ませてもらいました。

    0
    2021年04月25日

    Posted by ブクログ

    宗教と肉親からの性的虐待。理由はよく説明できないが、半自伝的物語が指の節の描写につまってる気がした。

    0
    2019年11月11日

    Posted by ブクログ

    トラウマのせいで、自分をコントロールできない。
    ちゃんとしたいのに、できない。
    夫との別れ。
    母親の告白と諦め。

    0
    2021年12月29日

    ネタバレ

    結局は

    一番の元凶なのは変態オヤジなのに、最後までなんにも罰されないのが現実なんだなあと思った。
    娘がこんなに苦しんでいるのに。母親も変だけど本当に涙の謝罪をすべきはこの気持ち悪いオヤジの方でしょ。
    怒りの矛先が「守ってくれなかった母親」になってしまうのがリアル。悲しい。

    5
    2019年11月10日

    ネタバレ 購入済み

    話の間に、ふみふみこさん直筆のコメントがあるんです。それがリアルで、いたたまれなくて、とても目を逸らさざるをえなかった。

    2
    2021年05月30日

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