ロンドン狂瀾(上)

ロンドン狂瀾(上)

770円 (税込)

3pt

4.0

1930年1月、日米英など五大海軍国によるロンドン海軍軍縮会議が始まろうとしている。随員を命じられた外務省情報部長・雑賀潤は、首席全権の若槻礼次郎らと日本を旅立った。だが、各国の利害が対立する外交交渉は難航の連続。その上、海軍軍令部は自らの主張に固執し、妥協案に対して拒絶の姿勢を崩さない。熾烈を極める状況の先に、雑賀は光明を見出せるか!?

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ロンドン狂瀾 のシリーズ作品

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  • ロンドン狂瀾(上)
    770円 (税込)
    1930年1月、日米英など五大海軍国によるロンドン海軍軍縮会議が始まろうとしている。随員を命じられた外務省情報部長・雑賀潤は、首席全権の若槻礼次郎らと日本を旅立った。だが、各国の利害が対立する外交交渉は難航の連続。その上、海軍軍令部は自らの主張に固執し、妥協案に対して拒絶の姿勢を崩さない。熾烈を極める状況の先に、雑賀は光明を見出せるか!?
  • ロンドン狂瀾(下)
    660円 (税込)
    ロンドンでの難交渉を終え、全権団は帰国した。しかし、条約の内容を受け入れられない軍令部は、統帥権の独立を楯に批准に反抗。輿論は二分し、議会での論戦も混迷の一途を辿るばかり。土壇場での条約破棄を阻止するため、雑賀ら政府の面々は、軍人、枢密院、そして輿論に対して瀬戸際の攻防で対峙する――。史実の中に浮かぶドラマを、精緻かつ情熱的に描ききった傑作!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

ロンドン狂瀾(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年01月24日

    『人は上に昇れば昇るほど、濁ってゆかねばならんのだ――。』


    『ロンドン狂瀾』の下巻の帯に書かれていたこの言葉にただならぬものを感じ、著者も作品の評判も満足に知らないまま購入しましたが、上巻を読み終えた段階では、その選択は大当たりでした。とにかく抜群の読み応え!

    1930年、日米英など五大海軍国...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年04月08日

    ロンドン海軍軍縮会議に臨む外交官、雑賀潤を主人公に当時の日本の政治の裏舞台を描いた作品。
    条約締結賛成派の文官・政治家と対米7割は厳守!そうじゃなければ帰ってこい!という反対派の海軍将校たちとの攻防が、もどかしい。
    米英との交渉よりも、国内の当時の政治家と軍人の動向を描いており、日本史の教科書でしか...続きを読む

    0

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