好きなものを食べても太らない・病気にならない帳消しメソッド

高橋弘

“画期的ダイエット法”としてテレビで紹介され、話題沸騰の書！

甘い物、揚げ物、焼き肉、ラーメン、お酒……、体によくないのはわかっていても、やめられないですよね。

医師である著者は、肥満、がん、糖尿病、心臓病、高血圧など「生活習慣病」の患者さんに、「揚げ物を控えてください」「塩分の摂り過ぎに注意してください」とアドバイスをしてきました。しかし、食生活を変えたり、新たに運動を始めたりするのは容易ではありません。我慢はかえってストレスになり、免疫力の低下にもつながりかねません。

そこで著者は、ハーバード大学医学部および臨床医としての長年の経験から、好きな食事をやめることなく、その悪影響を「なかったこと」にし、健康寿命（寝たきりになったり、ボケたりせずに、自立した生活を送れる年数）を延ばす食べ方の工夫＝「帳消しメソッド」を編み出しました。

「帳消しメソッド」を取り入れると、太らない・若返る・病気にならない生活習慣に簡単にシフトできます。

・食べる順は、1.食物繊維（野菜、海藻）→2.タンパク質（肉）→3.糖質（ご飯）
・肉を食べるときはキノコで脂質を絡め取る
・鉄分の過剰摂取は有害
・身近なキャベツで動脈硬化とがんを予防
・「カロリーゼロ」でも摂り過ぎると太る

また、抗がん作用、免疫力アップ、老化防止、解毒などの効果で注目されている「野菜や果物に含まれる健康成分（ファイトケミカル）」などについてもわかりやすく解説。

「免疫栄養学」の第一人者がすすめる、体にいい食べ物・食べ方・食習慣についてコンパクトに解説した１冊です！

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 暮らし・健康・美容 / 健康・医療
• 出版社: 日本実業出版社
• ページ数: 208ページ
• 電子版発売日: 2017年12月08日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 4MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

ベジファーストと植物性食品のフィトケミカルで太らない、健康になる。

フードピラミッドの頂点は、ニンニク、キャベツ、ニンジン、セロリ、大豆。肉魚はない。

フィトケミカルのほうがビタミンACEより抗酸化作用が強い。

ところてん＝寒天が糖質の上昇を防ぐ（粉寒天、棒寒天）。
甘いものは間食ではなく食後のデザートで。
お腹が空いたときは水。

丼物はゆっくり食べる。
居酒屋ではビールは一口、お通しを先に食べる。
焼き鳥の油はキャベツと大根おろし。
ウイークエンドダイエット＝一日1.5食。昼寝で昼食を抜く。

アスパラガス、セロリ、ブロッコリーで無毒化する。
鉄分はフィトン酸（玄米、全粒粉、緑茶、コーヒー）で中和する。
赤みの肉に赤ワインのタンニンは鉄分の帳消しができる。

過剰な鉄分は、過酸化水素からヒドロキシラジカルを生成させる。C型肝炎には鉄を避ける食事指導。

肉の油は野菜とキノコでからめとる。

肉には果物のソース＝リンゴソース、クランベリーソース、ケチャップ、トマトソース（リコピン）。グランベリーソース。

ニンニク、にんじん、キャベツのフィトケミカルを活用。

ハンバーガー店では、ハンバーガーとケチャップ、マスタード、サラダを食べる。セットは食べない。
牛丼店では、牛皿にして一口一口かみしめる。
ラーメンは、伸びるとGI値が上がる。麺固めで。
コンビニ弁当には、海藻サラダとモズクを先に食べる。
カレーは、野菜多めのもの、ラッキョウ福神漬け、サラダから食べる。
カルビはサンチュと一緒に食べる。
みそ汁はワカメと豆腐で中和する。
メチル水銀は、200Mより深い海にすむ哺乳類。マグロ、カジキ、サメ、キンメダイ、イルカ、クジラにたまる。
イワシやサンマにはたまらない。

インフルエンザワクチンは水銀フリーのものがある。
腰痛には葛根湯が効く。

アレッポの石鹸。

[ブクログ · ★★★☆☆]

好きなものを食べるにも、ベジファースト＝まず食物繊維・野菜から、次にタンパク質、炭水化物・糖質は最後に。
何でも食べてよいのかというと、やはりそうではなく、血糖値を急激に上げない低ＧＩの食品、さまざまな効能をもつファイトケミカル、カロリーや塩分は控えめにと常識的な説明になっている。
さまざまファイトケミカルそれぞれの効果効能が紹介されているが、その成分物質の特性から想定したものであって、実際に口にし、消化吸収された上での効果についてデータによる実証があるわけではない点から、期待通りの効果があるのかどうかには疑問符がつく。
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