無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
日本社会に深く巣食う「空気」の正体。
今年の流行語大賞の有力候補のひとつである「忖度」。安倍晋三首相の森友・加計学園問題に端を発し、急速に広まった言葉だが、これは流行語には終わらない、日本社会に深く巣食う病理を表わす言葉でもある。
ここでクローズアップされた官僚や政治家の忖度は「先回りの服従」というべきものだが、一強が、同じ意見の人をお友達にしたり、寵愛したりすればするほど、周囲の忖度は過剰になっていく。
その体質は、相手がお殿様であり、天皇であり、米国であり、社長であり、時代が変わって相手が変わっても、我々の国に根深く潜んでいる。政治の場のみならず、会社や学校、また、医療の現場など、様々な場で「忖度バカ」が生まれ、忖度疲労を起こしているのだ。
森友・加計学園問題で忖度してきた人たちは、「記憶にない」「記録がない」とシラを切ることで忠誠心を示そうとしたのだろうが、雲行きが悪くなれば、あっという間にトカゲのしっぽ切り。忖度バカの末路は哀れである。
病的な忖度はなぜ生まれるのか。
では、そうならないためにはどうしたらいいのか。
様々な「忖度」のパターンを検証し、その「空気」に負けない生き方を提唱する。
Posted by ブクログ 2019年01月20日
脂質が多い食品をたくさん食べる習慣があるのにフランス人はなぜか心臓血管系の病気になりにくい。フレンチパラドックスの逆説は爆発的な赤ワインブームを呼んだ。赤ワインに含まれるレスベラトールの働きが死亡率を下げるのだという。赤ワインは健康にいいというのは誰にも都合のいい話。ブームに輪をかけてしまった。但し...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月12日
誰だって「空気」を読み「忖度」しながら成長する。相手と共感し助け合い協力しあい社会の秩序を守っている。
このこと自体は悪いことではない。
だが、いま世間では「忖度」は悪いことという負の意味が加わってしまった。
正確には自分の意思に反する行動をとる「忖度バカ(yes man)」を生み出している、「忖度...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。