「レアメタル」の太平洋戦争 なぜ日本は金属を戦力化できなかったのか
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「レアメタル」の太平洋戦争 なぜ日本は金属を戦力化できなかったのか

ビジネス・実用
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仮に当時の日本に資源が潤沢にあったとしても、やはり太平洋戦争には負けているだろう。それは「いかに金属を戦力化するか」、つまり「金属で優れた兵器を効率的にたくさん作る」という根本的な戦争の手段において、日本は太刀打ちできなかったからである。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    学研
  • タイトル
    :
    「レアメタル」の太平洋戦争 なぜ日本は金属を戦力化できなかったのか
  • タイトルID
    :
    452998
  • ページ数
    :
    248ページ
  • 電子版発売日
    :
    2017年07月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    10MB

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「レアメタル」の太平洋戦争 なぜ日本は金属を戦力化できなかったのか のユーザーレビュー

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    購入済み

    合金の奥深さ

    文系の中でもアホな私にはバケガクの素養というものが殆どないため、「鉄は鉄!」「銅は銅!」「錫は錫!」という単純な世界で生きていましたが、この本を読んで合金のなんたるかを知り、科学しゅごい...と感心しました。

    用途に合わせて多種多様な合金が使えないと不味いんだが、その為にはレシピに適う材料を全部潤沢に持っていないといけなくて、それができなければ常に劣化品で戦わなければならず、勝てるものも勝てなくなってしまう。

    小国が大国と戦うには、この点だけをとってもめちゃくちゃ不利だと思い知らされます。というかアメリカが規格外すぎる。土掘ったらなんでも埋まっとるやんけ。

    1
    2018年09月28日

    Posted by ブクログ

    一昨日(2013.8.15)、68回目の終戦記念日を迎えました。毎年、この日に合わせて太平洋戦争を学ぶために数冊の本を読もうと決めています。今年読んだ本では、私にとっては「目からウロコ」の記憶に残る本となりました。

    太平洋戦争に負けた原因として様々な解説がなされていますが、資源面では「石油」がなかったからと私は理解していましたが、この本を読むことで、兵器や戦闘車両・飛行機を作るために必要である、鉄をはじめとするベースメタル及び、合金を作るためのレアメタルが徹底的に足りなかったことが良くわかりました。

    かなり細かい解説がなされていたのですが、幸いにも私は大学で金属工学を専攻していたので、その内容が理解でき、大学卒業して数少ない良い経験をしました。戦争とは、究極的には「資源の奪い合い(p162)」なのだなと痛感しました。

    はじがきと後書きに述べられているように、金属を「戦力化」できないと満足に戦うこともできないことを真に理解していなかったところに日本の敗因があった(p5、242)ようです。

    以下は気になったポイントです。

    ・金と銅の融点はほぼ同じだが、銅の存在量は金の1.3万倍もあるので、人類が銅を手にしたときに文明が生まれた(p12)

    ・最近の区分けでは、Al,Fe,Cu,Zn,Pbの5元素をベースメタルとするのが一般的、レアメタルは32元素、金と銀は貴金属として別扱い、レアアース(希土類)は15種17元素(p14)

    ・アメリカは、鉱山・製錬所・軍需工場・そして第一線までを一本の太い線でつなげたので、弾薬を無制限に使用できた(p31)

    ・ミッドウェー海戦で4隻の正規空母を失ったが、いずれも大火災が生じて手が付けられなくて放棄された(p37)

    ・第一次世界大戦で、ドイツ軍は5億発、フランス軍は3億発の砲兵弾薬を射耗した、日露戦争で日本が使ったのは、89万発、多くが薬莢式の弾薬なので黄銅はいくらでも必要(p41)

    ・第一次世界大戦の前後まで、日本はアメリカに次ぐ世界第二位の産銅国、別子・足尾・日立・小坂の4銅山は世界にしられていて輸出もされていた(p43)

    ・昭和19.7から開発が始まった局地戦闘機「秋水」は、20.6にロケットエンジンが完成したが、燃料の生産設備に、銅が多量に必要であった(p46)

    ・錫はアメリカでは殆ど算出しない(ボリビア鉱山を開発)が、イギリスは算出する、ブリテンは「錫の島」からきているほど(p50)

    ・日本の占領地帯で使われていた紙幣は、連銀券(中国連合準備銀行券)、南京政府系の儲備券、国民政府(重慶政府)の法幣、日本銀行券、朝鮮銀行券、さらに軍票があり複雑だった(p57)

    ・鉄が銅よりも地殻に銅の10倍以上あるのに、使用が遅れたのは、融点が500度も高いから、炭素を入れると鉄の融点が下がることがわかり、るつぼによる製鉄が可能となった(p60)

    ・ドイツは、ベルギー・ルクセンブルク・フランスの製鉄設備を手に入れたので、年産1000万トンができて連合国との消耗戦ができた(p70)

    ・八幡製鉄所の発祥地がなぜ釜石かというと、珍しく磁鉄鉱の鉱山、開山は将軍綱吉、閉山の平成5年まで日本最大の鉱山であった(p87)

    ・ドイツが粘り強く戦えた理由の一つに、ボーキサイトの産地がその勢力圏(ハンガリー、フランス、イタリア)にあったことがある(p115)

    ・航空機を生産するにあたり、資財として、普通鋼材・アルミニウム・電気銅に加えて、工作機械、武器・爆弾の生産、パイロットの養成等、大きな壁がたくさんあった(p120)

    ・戦争のビタミン(マンガン、クロム、モリブデン、バナジウム、タングステン、ニッケル)の殆どを、米英で抑えていた、これではドイツや日本は勝てない(p154)

    ・アメリカに乏しかったのは、マンガン・クロム・ニッケルというレアメタルであった(p157)

    ・日本が占領すると鉱山の生産能力は極端に落ちた、経営する能力に欠けていたから、鉱山に通じていた人は招集されて、本来の能力を発揮できていなかった(p164)

    ・三式中戦車は170両ほど生産されたが、本土決戦の切り札として温存されて投入されなかった(p187)

    ・陸軍がほぼ独自で潜水艇を造ってしまった一方、海軍は戦争の終始を通して戦車に執心していた(p223)

    ・石油石油と視野が狭まり、全体のシステムを見渡して(石油、タンカー、鋼鉄、鉄鉱石、他の金属)管理運営することを疎かにしたのが日本の敗因であった(p242)

    2013年8月17日作成

    1
    2013年08月17日

「レアメタル」の太平洋戦争 なぜ日本は金属を戦力化できなかったのか の詳細情報

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    ビジネス・実用
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    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    学研
  • タイトル
    :
    「レアメタル」の太平洋戦争 なぜ日本は金属を戦力化できなかったのか
  • タイトルID
    :
    452998
  • ページ数
    :
    248ページ
  • 電子版発売日
    :
    2017年07月13日
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    EPUB
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    :
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