にんじん

にんじん

836円 (税込)

4pt

赤茶けた髪とそばかすだらけの肌で「にんじん」と呼ばれる少年は、母親や兄姉から心ない仕打ちを受けている。それにもめげず、時に自分と向き合ったり、時にユーモアを発揮したりしながら日々をやり過ごすうち、少年は大人へと成長していく――。著者が自身の子供時代を冷徹に見つめ直し、断章を重ねて綴った自伝的小説。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

にんじん のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    教訓とか示唆とかはありません。ただ幼少期を凄く懐かしむ気持ちになれた。でもこの「懐かしさ」っていうのが、単なるあの頃は楽しかった〜とか無邪気だったな〜とかじゃない。幼少期ってなんとも言えない不安をずっと感じてたと思う。些細なことでしょっちゅう周りを気にしてた気がする。そういう今から思えば些細な事への

    0
    2020年07月29日

    Posted by ブクログ

    全くこの作品について前知識がなかったが、思ったよりにんじんに対する周りの扱いは酷かった。
    コンビニ人間の著者・村田沙耶香がこの本を読んで幼少期救われたと言っていたので興味を持ったが、確かににんじんも諦めているどうしようもない日々の話に、著書と似たようなものを感じる。

    特に母親が、にんじんと他の兄弟

    0
    2024年08月02日

    Posted by ブクログ

    なにかよからぬことが起こるのでは、と家族目線ではらはらしながら読み進める。多感な子供はささやかな事でもそれを経験として取り込み成長する。子どもに愛情をそそくことなく、虐待する親が育てた場合、その経験が卑屈な人間に育てられるような、反面教師的な側面がある。昔は子どもにお酒を飲ませたり、銃を扱わせたりし

    0
    2019年12月24日

    Posted by ブクログ

    作者の子どものころの実話を少し、脚色してということだけど、なかなか考えさせられる話が多かった. 主人公も含めみんなあまりに等身大の人間的.

    0
    2018年03月09日

    Posted by ブクログ

    大昔にくもんで読んだ記憶。
    読み直しても母親はやはり胸糞悪い。父はわりとまともで、兄弟はそこまで悪気ないようにも見える。
    にんじんが100%被害者で正しいということもないのはリアルかも。
    大人になって読むと、解説にもある通り母親がこうなった背景(多忙な夫とのすれ違い?)も考えてしまう

    0
    2024年08月04日

    Posted by ブクログ

    百年文庫で『フィリップ一家の家風』がよかったのでこちらも読んでみた。「にんじん」と呼ばれる少年の成長物語とのことで、多少はほのぼのしたものを何となく予期していたのだがとんでもない。登場人物全員悪人、とまでは言わないが、けっこうアクのある小説だった。飾り気のないスケッチ的な文体がそのアクを引き立ててい

    0
    2024年06月08日

    Posted by ブクログ

    さよなら『にんじん』

    ということで「あら、素敵な本棚ね。と思われたくて読み直す世界の名作シリーズ」第一弾『にんじん』です

    以前から気になっていた「光文社古典新訳文庫」名作と呼ばれるようなんは一通り読んでるんですが、やっぱりあらかた中身は忘れちゃってるので、せっかくなら【新訳】で気長に読み直そうと

    0
    2022年10月31日

    Posted by ブクログ

    見るのが辛い。読みすすめていくごとに非情な現実に打ちのめされて気分が沈む。途中で限界がきて投げ出してしまった。現実の苦痛ってこんな感じだよね。ドラマチック的な悲劇と救済なんてものはなく、ただひたすらに平坦とのっぺりとした苦痛が続く。反抗には及ばずただ凌ぐことに精一杯の毎日。日常という平坦な戦場で生き

    0
    2022年06月30日

    Posted by ブクログ

    小学校のときに読み、印象的だったので大人になってから読み返しました。
    あの頃は孤独で、にんじんを読んでいると自分も負けないって気持ちになった。
    今読むとまた少し違う視点で、頑張るにんじんの姿が見えた。

    0
    2021年08月04日

    Posted by ブクログ

    目次の並べ方が絵本みたいで可愛らしい。けど内容は全然可愛らしくなんかない。母親のルピック夫人は、にんじんを否定し続ける。父親は、不在がち。ひどい話しでにんじんのスープには、自分のを。昨日の夜のが入っていて。飲んじゃった。汚い子だと言われた時にそんなことだろうと思ったよって。そんな返しあるか?と思った

    0
    2019年02月17日

にんじん の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

光文社古典新訳文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す