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Posted by ブクログ 2023年01月15日
近頃の僕が漠然と考えていた疑問に答えてくれる内容で、付箋貼りまくりでした。
なかなか簡単にまとめられないのですが、人間には出来事を「物語」として把握する能力があり、独立した前後の出来事を因果関係で結びつけてしまうと。
むしろ「物語」として把握するために個人的な出来事にも理由や意味を求める(「なぜ」...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月25日
ひとが物語を求めるのは、「感動や共感がほしいから」といったあまーいことが書かれた本とおもっていたら、実際は正反対のシビアな科学的な内容でした。
脳に関する本と併読していたのですが、ようするに脳が情報を処理しやすくするために、いちいちコトとコトをつなげて、わかりやすいよう物語していたのですね。本来コト...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月03日
物語学(ナラトジー)の入門。世の中を理解するのに物語が必要であり、出来事を述べることには何かもっともらしい理由がないといけない。時系列で起こったことにはそれぞれに理由があるべきであると考え、無理やりにでもでっち上げる。べき論は概ね感情的なものであり、さらに、それが一般論と一致すると納得感が増す。自分...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月01日
理解した、と思う時、人はじつは決めつけている
「ベキ論」によって人は、世界や他者を操作できると思い込んでしまう。(コントロール幻想)
感情に突き動かされて行動することは選択肢をまずから手放すことであり、「自由」からもっとも遠い
世界でひとつだけ選択可能なものは、できどことに対する自分の態度であ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月15日
物語の成り立ちについて勉強したくて読んだのですが、人間が物事を認識する上で因果関係を求め、物語として捉える。また思い込みなど「何故自分だけ」という理想の物語を描き苦しむ習性やストレスへの対処なども簡潔に説明している良い本でした。
わかりやすく説明してくれているため章ことにスラスラ読んでしまうのだけ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月06日
「共感」について考える中で派生的テーマとして「物語」について関心を持っているときに見かけて購入した本。
ストーリーとしての「物語」が持つ構造的な類型や構造がストーリー受容の仕方にどのように影響し得るか、という辺りを考えたかったのだが、結論としてはその辺りの考えはあまり深められなかった。
物語の構...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月13日
「様々な出来事をストーリーとして認識する」、設計図の無い進化の過程でこんな能力を獲得したのは、本当に驚きです。
ただし、マイナスの面も有ります。物語が見つからないと不安になり、何でも無理やり関連付けてストーリー化して納得しようとします。そのせいで、しなくても良い苦しみを味わう事が多いのも事実です。
...続きを読む
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