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Posted by ブクログ 2017年02月11日
歴史に興味はあるけれど、教科書を読んでも頭になかなか入ってこなかった中高生の時に出会いたかった本。「数字」「鉄」といった具体的で普遍的な事象から歴史を眺めることは、歴史をイメージする手助けとなる。
「理科で歴史を読み直す」には、以下の二つの意味があると私は解釈した。
1.人々が数字や科学をどのよう...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年04月26日
歴史を動かしてきたのは、政治や経済だけではない。
数学的知識、暦の作り方、冶金技術など広い意味での「理科力」こそ、人間を人間として進歩させてきたものだ、という著者の主張です。
特に縄文時代の天文学の記述を知りたくてこの本を読みました。
結果として、世界最高水準の技術で作られた奈良の大仏のことなど、ま...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年12月02日
読後の感想は、「久々に読み応えのあるちゃんとした新書を読んだなぁ~」というもの。
私が大学生の頃、新書と言えば岩波新書、中公新書、講談社現代新書が御三家で、卒業する頃に集英社などからも出るようになったと思います。当時は今のように各出版社から多数の新書が出ている状況ではなく、一冊一冊がかなり重みの...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月21日
著者の専門は物性物理なんだけど,歴史や文化にも造詣が深いらしく,「理科力」で日本史を見てみようという本。科学受容史といったところかな。でも網羅的でなく,話題は断片的。
天文,鉱物史,魔法陣などいろいろだが,著者は特に言語に興味があるらしい。中でも数詞について詳しい。縄文時代など,文字の記録が残っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月09日
本書は過去の歴史のなかの個別課題を「理科」的視点から取り上げた論考であるが、興味深くおもしろいと感じた。
著者はどれの専門家ではないという。そういう場合、内容がしぼりきれずに拡散してしまう場合が多いのだが、本書では、おもしろくまとめていると感じた。著者の「伊達宗行氏」は仙台生まれで東北大学理学部...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年05月02日
科学と歴史というのは以外に相性が良い。気候の変動や病原菌の突然変異、穀物類の植生等は、それだけで人類の歴史を大いに左右しうるわけで、そういった観点から歴史を読み直すのが、最近はやっているらしい。「銃・病原菌・鉄」など世界的な名著もある。
本書もその流れを汲んでおり、日本の歴史を「理科」的な視点から再...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年04月27日
タイトルに期待して購入したけれど、「理科で」という感じはあまりしない本だった。むしろ歴史的要素が強い感じ。
ただ途中まではとても面白く、「理科」ないし「社会」のどちらかの知識があれば、その知識がうまくつながっていくような知的興奮が得られると思う。
ただ最後の二章は付け足しのような感じ。せっかく途...続きを読む
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