ビートルズの優しい夜

ビートルズの優しい夜

440円 (税込)

2pt

3.3

眠れぬ夜、くりかえし耳に響くメロディー。あの時、ビートルズはぼくたちと共にあった。そして、ビートルズと共にあの時代は去った……。TVタレント、深夜放送のDJ、コメディアンなど、華やかなマスコミの世界の表層に漂いながら、本当の自分を探しあぐねている男たち――。その虚実を写しだして、ビートルズと共に生き、共に去った時代への挽歌を奏でるオムニバス長編小説。

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ビートルズの優しい夜 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年11月14日

    1979年に記された「あとがき」には、「周囲に逆らわずに現代に漂っている男を描こうと思」った旨がある。
    4つの中短編、関連していないようで最後まで読むと全体が繋がってくるという不思議なこの本の目次を開くと、4編それぞれに1966年から1982年までの年号がついているのだが、私が手にした文庫版が出版さ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年09月01日

    筆者を思わせる人物が放送業界での動きをたどった短編集。特に踊る男は、コント55号 萩本欽一を思わせて、才能ブレイクし毎日欽ちゃん番組(欽どこなど)があったころを思い出した。いまは「仮装大賞」ぐらいでしか見ないけど、寂しい。

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    Posted by ブクログ 2016年02月22日

    小林信彦だからミステリに違いない的な安易な考え方で読み始めたら、全然違った。業界人の悲哀と、そこにオーバーラップするビートルズの曲。

    周りの期待と、それに応えようとする努力と無力感という点では、一般サラリーマンと重なる部分もあり、特に最後の「巨匠に良いところだけ攫われる」という憤りなどはよくわかる...続きを読む

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