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縄文文化の流れ、北海道からサハリン、アムール川流域、カムチャッカ半島までの広い文化圏と民族の動き、殯の風習など一冊で知ることが多く、日本史の見方が変わりました。素晴らしい力作だと思います。
Posted by ブクログ 2017年09月16日
おもしろい!
サブタイトルの通り、「もうひとつの日本の歴史」が鮮やかに描かれている。
ひとつひとつ実例を混じえ論理を積み重ねていきつつ、
全体としてとてもダイナミックな構成となっている。
古代から中世にかけて日本にに数々の民族が存在したことを、
恥ずかしながらよく知らなかった。
彼らの文化、言語、D...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年03月07日
アイヌと縄文 瀬川拓郎 ちくま
同じ縄文人を祖先に持つからと言って
2千年以上も異なる歴史を歩んできた私たちは
互いに補い合う精神的な文化を選んだアイヌと
権利を主張し合い知識による文明を目指す弥生文化を選んだ本土人を
同一視することはできない
しかし現代の日本人として縄文的精神文化を振り返り...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月05日
北海道にはシベリアあたりの生き方もずいぶん入ってきている
昔々から大陸の生き方だってずいぶん入ってきている
そう思うとなんだかうれしい
縄文の遺跡はあちこちにあったということは食べて生きていく程度のことならばどこでもできることの証
商品化の時代ってのが厄介ね
「よりよいものを」と求めてきたのが人間な...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月28日
シャーマンキングやゴールデンカムイなどの漫画からアイヌに興味を持つようになり、ちょうど筑摩書房のセールもやっていたため購入。
縄文人の末裔であるアイヌの歴史を振り返りながら、同じ祖先である縄文人の縄文思想とは何だったのかを考えていく内容です。
これは良書ですね。
遺伝子的な部分だけではなく、言語や...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年11月09日
北海道にこのような特異な文化が育まれてきたことを全く知らなかった.p.19の表で本州の時代との比較があるが,続縄文時代,擦文時代,ニブタニ時代と続き,オホーツク文化も並行して進んでいる.アイヌが縄文時代の風習などを正確に伝えてきていることは驚きだ.さらに大陸との交流も盛んでますます興味が湧く.日本の...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月31日
北海道の縄文人の食事は肉食主体で、オットセイやアザラシなど海生哺乳類に偏っていた。本州では一定期間飼育した子イノシシを殺す祭が行われていたが、北海道にはイノシシが生息していないにもかかわらず、祭りを行うために本州からイノシシを入手していたらしい。著者は、このイノシシ祭りがクマ祭りのイオマンテに変容し...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年02月15日
瀬川拓郎 「 アイヌと縄文 」
アイヌ文化に保存された 縄文思想(日本の原郷としての)を 抽出しようとした本。
面白い。日本の原像を探ろうとする 人類学者、歴史学者、作家等が 縄文時代に 惹かれる理由が わかる気がした
アイヌが 日本列島のみでなく 北東アジアの交易(商品交換)により、富と権...続きを読む
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