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Posted by ブクログ
ひきこもりの方やその家族を支援するNPO「育てあげネット」の活動について書かれた本。上大岡トメさんのユーモラスであたたかい絵柄で描かれた漫画になっているので、一般の方にも読みやすいと思います。こういう本は入り口のハードルが高いと必要な人に届きにくくなってしまうので、こういう形で活動紹介をしたのはいいアイデア。
支援の形はいろいろですが、マンガで描かれていることをただなぞってもうまくいかないかもしれず、なんらかの形でやはり行政や民間の支援を利用した方がいいのだろうなと思いました(もちろん、その支援の質そのものが問題になっているわけですが)。
まったく個人的な感想ですが、本人に聞こえるように独り言で「今日の夕飯は何にしようかな〜」などと呟くというのは、自分が当事者だったらけっこうイラっときそう。「うるせぇな、わざとらしい」とか思ってしまうかも。
あと、日本の場合はどうしても仕方ないのだろうけど「お母さんを責めるのではない」「お母さんに全てを負わせるわけではない」とエクスキューズしつつも結局は「お母さんが接し方を変えることで本人が変わる」という方法論に終始している感じがして、ため息が出ました。
「お母さんが変わらないと!」って、母はいろんなところで言われてると思うし、これではやはり多くの母が「お母さんのせいでこうなった」と思われていると感じるんではないだろうか…ちょっとモヤっとしました。
Posted by ブクログ
借りたもの。
ひきこもり予防・対策の要点をまとめたインタビューコミック。
ひきこもりの原因と脱却への道筋……それは結局、対人関係、特に親子間のコミュニケーションが大きな影響を与えるようだ。
冒頭から、「ひとくくりに今のコドモたちが弱くなっていると見ない!」「コドモたちの今と親の若いころの時代が違っているギャップに気付くことが大切!」という、前提と核心を突きつける。
コドモとの本質的なコミュニケーションの取り方を、ケース毎の4コマ漫画(OK,NGでの対比)や、引きこもりから脱出した家庭の事例を取り上げたコミックエッセイなど。読みやすい。
思えば、高度経済成長期・バブル崩壊直後の親御は、「就職が安定している」と言っても、会社の風潮と見栄などから“競争社会”を教育に持ち込んでいたのではないだろうか。それが“厳しくしつける”になり、現代がその反動のような“叱らない子育て”を誤った極論にした“褒めるだけ子育て”にしたのではないだろうか?
どちらも子供の感情との共感は無い。
この本を手にとったのは、自身の中に抱えたモヤモヤを解消するためだったと思う。
読んでいて「あの時、こんなふうに言って欲しかった……」と考える。
ちょっと代弁してもらった気がする。
私がこれらを活かせるかどうか、コミュニケーションを、気持ちを汲めるかは私次第。
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