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まずは「根拠」に当たる習慣を身につけよ。「原因はただ一つ」とは限らない。迷ったときは「比較」で考えよ。数字は必ず「分母」をみよ――。情報をどう判断し、何を信じ、何を疑うべきか。科学的・論理的に判断するとはどういうことなのか? EBM(根拠に基づく医療)研究の最前線にいる京大医学部教授が、「合理的に考える」技術を伝授します。文系人間必読の書!
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Posted by ブクログ
普段の仕事をイメージして、自分の判断基準が合理的かどうかを問いただすいいきっかけとなる良書。文体自体、難解な言い回しではないので頭にすっと入ってくる。知識として知ってるのと知らないのとでは、同じ判断でも深みが異なってくるし、その先を見据えた思考に切り替えられる。
統計数字に騙されない本などと同系統です。 合理的に考える、ということは誰しも思っていることでしょうが、それを事例を交えてわかりやすく解説してます。 文系人間必読、と裏に書いてますけど、文系が合理的でないと誰が決めた!と突っ込みつつ、本を閉じました。 手軽に読める良書と思います。
東大物理学者の本に引き続き、京大医学部の本。やはり日本を代表する大学の人が書いた本ですね。非常にわかりやすく、素直に理解できます。また、わかりやすい内容なので、どんどん読み進んでしまいます。元々厚い本では無いのですが、そのスピード感ある読書と相まって、あっという間に読んでしまいました。
臨床疫学者で有名な京大教授の合理的に考えて、より正しい判断はどのようにすればよいかを説いた本。疫学の本はとかく統計が出てきて難しいが、この本はビジネス本のためか分かりやすく解説されていて、普段の考え方にも役に立つと思われる。
岩波の「医学的根拠とは何か」をもう少し砕いて、分かりやすくした感じ。物事を考えるときにもつべき視点や考え方、疫学を優しく説明してある。仕事や日常生活にも活かせる。 本筋はやはり第5章。合理的で正解の可能性の高い判断をするには、エビデンスに基づいて判断する必要がある反面、待ってはくれない現実に対処する...続きを読むためには、経験に基づいたヒューリスティックな考え方も必要になる。とはいえ結局、その裏にあるのは、経験を基礎とするセンスであり、地道に経験を積んでいくしかないんだなぁと。また、熱をいれて議論をし、目的を見失うことはやりがちなので、議論が錯綜したり、意見が対立するときには、そもそもの目的に立ち返るということを忘れずにいたい。
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京大医学部で教える合理的思考
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