ドゥルーズ 解けない問いを生きる

ドゥルーズ 解けない問いを生きる

990円 (税込)

4pt

いま必要な哲学とは何か。「問いが解けない」事態をどうとらえるか。生命科学の時代に対応するドゥルーズ哲学の核心をクリアに描く。

[内容]
I はじめに──解けない問いがあらわになってくること
II 世界とは解けない問いである──ドゥルーズの〈哲学〉素描
III 〈私〉ではない〈個体〉が生きること──結論に代えて
ドゥルーズ小伝

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ドゥルーズ 解けない問いを生きる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    イメージの力に溢れた本。力強さも繊細さも、概念的厳密さも批判的な視点も、横溢している。ベルグソンという源。デリダという対照。フーコーとの共鳴。簡単ではないが難解でもない。個体という概念の魅力と射程の深さ。三つの時間も興味深い。

    現代における切実さと切れの良さではこのシリーズ最高作。

    0
    2016年05月09日

    Posted by ブクログ

    あまり哲学に詳しくない人がドゥルーズを知りたいと思ったらまずこれ。
    高校で倫理をやっていた程度の知識量しかない私でも、なんとか読み進めることができた。
    過去の哲学者の思想をカットしないで丁寧に説明しており、また、哲学用語(たとえば、脱構築など)にも丁寧な注釈が入る。
    これを機にがんばって哲学を学んで

    0
    2011年05月23日

    Posted by ブクログ

    ・何に対してであれ反対する書物は、いかなるものも重要ではない。何か新しいものに〈賛成する〉書物だけが大切である。それが新しいものを生みだすことができる。(「構造主義はなぜそう呼ばれるのか」)

    ・デリダの戦略とは、記号や言語、あるいはそれらを媒介とした解釈という仕方で世界に切り込むときに、結局は踏み

    0
    2017年08月31日

    Posted by ブクログ

    本文100ページくらいのドゥルーズの入門書。

    入門書と言っても、100ページなので、ある視点を設定して、切り込んでいく形になる。この本では、ベルクソンの批判的後継者という観点でのドゥルーズ解釈がなされている。

    で、その視点は、すごく説得力がありし、ナラティヴ・セラピー的なものを理論的な親和性が高

    0
    2023年12月11日

    Posted by ブクログ

    何年も前に書店で、青い表紙とタイトルに一目惚れした本。満を持して(うそ)、ひもといてみた。周辺哲学の知識に乏しく、書かれた内容の多くは理解できてないが、潜在的な多様体(p28)という「卵(ラン)」の概念に、ワクワクが止まらない、、!

    0
    2023年01月25日

    Posted by ブクログ

    ドゥルーズの思想の根っこの部分に焦点を当て、その一点を何とか伝えようとする入門書。ニーチェの「力への意志」とは結局何なのか。それをどれだけ厳密に、雲を掴むような話でなく語れるか。ドゥルーズの取り組んだことはそういうことだ、と理解したが、これでいいのだろうか。

    0
    2018年03月01日

    Posted by ブクログ

    僕が数年前から言いたかったこと以上のことをドゥルーズがすでに語ってくれていることだけは理解した。個人の中の多様性を積極的に発現させようとするのは、ある程度狂気を含まざるをえないことなのかもしれない。

    0
    2014年12月25日

    Posted by ブクログ

    そのもの自体を知ることができないという事態に対して、
    その時点の存在ではなく、
    生成変化するプロセスを中心にすえて考察、理解しようとする
    変化、流れ自体がリアルと考える。

    オートポエイシスの考え方につながっている?

    そのもの自体が分からないという事態に対する
    デリタとの戦略、方向性の対比が分かり

    0
    2012年05月13日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    いま必要な哲学とは何か。
    「問いが解けない」という事態をどうとらえるか。
    生命科学の時代に対応するドゥルーズ哲学の核心をクリアに描く。

    [ 目次 ]
    1 はじめに―解けない問いがあらわになってくること(哲学とは何か;ドゥルーズと哲学;いまという時代 ほか)
    2 世界とは解けない問いで

    0
    2010年06月07日

    Posted by ブクログ

    哲学書を読んだことがなかったのでサブタイトルに惹かれ読んでみたが、メインタイトル通りドゥルーズという人のことを紹介した本だった。

    論理学的な言い回しに大学の教科書を読んでいるようで、内容は全然分からなかったけど面白かった。

    0
    2022年06月30日

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