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インターネットで事件の加害者の名前をさらし、その家族の個人情報までも、 その真偽に関係なく拡散していく――。これを今、「ネット私刑(リンチ)」と呼んでいます。
このネット私刑(リンチ)は、ここ最近、どんどん過激になっていて、顕著な例が「川崎の中1殺害事件」である。 同事件では事件発覚の数日後には、容疑者の名前が暴露され、被疑者の家族や恋人の個人情報までも、その真偽に関係なくさらされています。ネットでさらす人のほとんどは、「正義」を大義名分にしています。しかし、それは「正義」をはき違えている感があります。
本書は「在特会」をはじめ、ネット右翼に関しての取材を行っている気鋭のジャーナリストで、第46回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した安田浩一氏が、 さらす人、さらされる人の実態に迫りました。
安田氏が川崎の事件だけでなく、大津市で起きたいじめ自殺の現場を徹底取材。さらには、あの「ドローン少年」の親にも直撃しました。 最終章にはネットで殺人事件の犯人にされた「誤爆」被害者のスマイリーキクチのインタビューも収録しています。
今、ネットで起きている「闇の実態」が明らかになります!
Posted by ブクログ 2016年01月17日
最近、ニュースサイトのコメント欄がひどすぎるので、すっかり読まなくなりました。そこに書き込めるスペースがあって、身近な誰もが憤っている事件があれば、誰でもリンチの加害者になるこわさがよくわかります。
被害者になりたくないことはもちろんですが、たまたまむしゃくしゃしたり、酔ってしまっていたり、身内の誰...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月23日
借りたもの。
ネット私刑――「さらし」と呼ばれる行為で、悪質な事件の首謀者等として何の関係もない人間が、事実無根の誹謗中傷に晒され、傷付いている様を追ったルポ。
これを読んだ現時点で、まだ記憶に新しい事件の例を挙げている分、肌にひしひしと感じる人間の暗い感情。罪の意識のない悪意の連鎖。
被害者の被...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年08月20日
うーん。
「私刑、ひどいよね!やめたほうがよくない!?」
みたいな内容で、現状認識に留まるというか、具体的な解決法とか、そういうのがなくて残念。
ネット規制の法案がどうのとか、そこまで行ってほしかった。
あと、ネトウヨが専門なのはわかるけど、ちょっとそっちに引き寄せすぎ。
「ネット私刑」っていうく...続きを読む
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