ネット私刑(リンチ)

ネット私刑(リンチ)

715円 (税込)

3pt

3.4

インターネットで事件の加害者の名前をさらし、その家族の個人情報までも、 その真偽に関係なく拡散していく――。これを今、「ネット私刑(リンチ)」と呼んでいます。
このネット私刑(リンチ)は、ここ最近、どんどん過激になっていて、顕著な例が「川崎の中1殺害事件」である。 同事件では事件発覚の数日後には、容疑者の名前が暴露され、被疑者の家族や恋人の個人情報までも、その真偽に関係なくさらされています。ネットでさらす人のほとんどは、「正義」を大義名分にしています。しかし、それは「正義」をはき違えている感があります。
本書は「在特会」をはじめ、ネット右翼に関しての取材を行っている気鋭のジャーナリストで、第46回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した安田浩一氏が、 さらす人、さらされる人の実態に迫りました。
安田氏が川崎の事件だけでなく、大津市で起きたいじめ自殺の現場を徹底取材。さらには、あの「ドローン少年」の親にも直撃しました。 最終章にはネットで殺人事件の犯人にされた「誤爆」被害者のスマイリーキクチのインタビューも収録しています。
今、ネットで起きている「闇の実態」が明らかになります!

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ネット私刑(リンチ) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2018年01月08日

    「黙って放置すれば、やりたい放題で、反論すればさらに中傷が増える。これがネットにおける憎悪の回路である。まさに、いじめの構図そのものだ。」

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    Posted by ブクログ 2017年05月21日

    ネットリンチの現状のレポ。運悪く誤爆されて、ありとあらゆる情報が晒されてしまった人には救いが全くないというのは恐ろしい。すごい昔は発言するのに必ず名前と所属を名乗ったものだけど、一見匿名社会は恐ろしい。ネットリンチは日本特有の現象なのかが気になる。誰か調べてくれないかな。

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    Posted by ブクログ 2016年02月13日

    すごく冷静にまとめてくれているのだろうけど。
    リアルすぎて、嫌悪感とか気持ち悪さとか、吐き気がしてしまう。
    現実から目を背けてはいけないということもあるが、なかなか建設的には考えにくい。
    非常に難しい問題だ。

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    Posted by ブクログ 2016年01月17日

    最近、ニュースサイトのコメント欄がひどすぎるので、すっかり読まなくなりました。そこに書き込めるスペースがあって、身近な誰もが憤っている事件があれば、誰でもリンチの加害者になるこわさがよくわかります。
    被害者になりたくないことはもちろんですが、たまたまむしゃくしゃしたり、酔ってしまっていたり、身内の誰...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年12月06日

    ネット私計の凄まじい現実が書かれてある。
    ただどうすればいいのか解決策は書かれてはなかった。これから私たちが考える課題なのか。

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    Posted by ブクログ 2015年10月23日

    借りたもの。
    ネット私刑――「さらし」と呼ばれる行為で、悪質な事件の首謀者等として何の関係もない人間が、事実無根の誹謗中傷に晒され、傷付いている様を追ったルポ。
    これを読んだ現時点で、まだ記憶に新しい事件の例を挙げている分、肌にひしひしと感じる人間の暗い感情。罪の意識のない悪意の連鎖。

    被害者の被...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年08月20日

    うーん。
    「私刑、ひどいよね!やめたほうがよくない!?」
    みたいな内容で、現状認識に留まるというか、具体的な解決法とか、そういうのがなくて残念。
    ネット規制の法案がどうのとか、そこまで行ってほしかった。

    あと、ネトウヨが専門なのはわかるけど、ちょっとそっちに引き寄せすぎ。
    「ネット私刑」っていうく...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2015年08月22日

    最近の実例が挙げられていて、突然巻き込まれる場合や自分自身が加害者となる場合を考えさせられる感じ。
    どこから巻き込まれるかは分からないし、拡散するという形で加害者になる(自覚はなくても)場合だってある。

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