現代暴力論 「あばれる力」を取り戻す

現代暴力論 「あばれる力」を取り戻す

ビジネス・実用
990円 (税込)

4pt

3.7

いま、わたしたちは、徹底的に生きのびさせられている。生きのびさせられるために、暴力をふるわれつづけてきた。そろそろ、この支配のための暴力を拒否したっていいはずだ。あえて現代社会で暴力を肯定しなおす!!

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現代暴力論 「あばれる力」を取り戻す のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    暴力はいけない。そう思っているのに、しびれるように美しく思うことがあるのはなぜだろう。拳や足蹴りを見ながら、胸が熱くなるのはなぜだろう。美しい暴力とそうでない暴力があるのはなぜか。そもそも暴力とはなにか。

    暴力とは、自分の人生を自分でかたちづくることであり、自律的に生きていこうとすること。

    誰かが何かから解放されようとして暴れる力を目にすると美しく思い、押さえつけ縛りつけるために行使される力を醜く思う。
    「ひとのことたたいちゃダメっていうくせに、なんでお母さんはそういうえいがが大すきなの?」といつか聞かれたとしても、これでちゃんと胸張って答えられる。

    自分が自分に正直に生きるために暴れる力。「暴力はいけない」?自発的に生きるだけで人はみんな暴力をふるっている。自覚すること。自覚して意識的に生きていけば面白いんじゃないか。だって毎日毎日みんな息を詰めて、なんなんだ、と思う。人生の手綱を他人に預けて、「生き延びさせられている」。他人の押し付けるモラルを守って従順に生きることは自分に不誠実ではないのか。そして第4章には泣かされた。伊藤野枝は凄い女性だな。

    栗原さんの本、バカだなーと思いつつ(いきなり「はだしのゲン」の雑なあらすじを7頁に渡って話し始めたのには堪えきれずに爆笑した)すごく共感してしまうんだけど、このままいくとわたしはアナキズム研究会の講演とかに足を運ぶことになってしまうかもしれない。……それはそれでいいか。

    0
    2015年08月21日

    Posted by ブクログ

    飲み会などの会合などで、主義思想を問われると リバタリアンであると答えてきた。 リバタリアンがポケモン的に進化するとアナーキストになるということは理解している。それゆえ大杉栄にはその周りの時代の騒々しさも含めてくすぐられたため、いくつか本作の著者の本を読んできた。
    ひらがなの多い投げやりでやけくそな文が面白くて、その威勢よさとたまにテレビで喋っているところなどを見ると繊細で弱々しい、そのギャップも気に入っている。
    ただ 本作の主張は多くの箇所で共感することはできない。 まあ 当たり前だ。
    暴力が良い悪いとか倫理的にどうかとかいうことの前にあらゆる権威への不服従 がアナキズムであるはずなのに、デモやテロリズム、大衆の蜂起も含めて、それ自体が権威化している、そのウロボロス的矛盾が許せないことに尽きる。 実際の行動に移らないでもその思想自体が 権威化してそれに従うことはやはり不自由の極みなのだ。
    ハト派のアナキズムというものはあるのだろうか。あるとすればそれが自分の思考には一番沿っているのだが。どうもそれは 隠遁生活をするしかないようにも思う。ソローとか良寛とか鴨長明になるのだろうか。

    0
    2026年06月07日

    Posted by ブクログ

    関東大震災の際に憲兵隊に虐殺されたアナキスト、大杉栄の研究者による暴力論。
    なかなかに刺激的な内容です。
    冒頭、いきなり、「暴力を肯定しなおす」
    目次はこんな感じ。
    第一章 国家の暴力 我々は奴隷根性を植えつけられた
    第二章 征服装置としての原子力 生きることを負債化される

    ときて、最後は

    おわりに わたしたちはいつだって暴動を生きている

    濃い内容の割に文章は平易で分かりやすいんですが、何を狙ってかひらがなを多用してて、かなり読みづらい(^_^;)
    内容が面白いだけにとても残念です。

    0
    2016年07月09日

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