無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
ジブリ哲学がいま初めて明かされる。
メディア界の若きリーダー、初の新書!
クリエイティブとはなにか?
オリジナリティとはなにか?
コンテンツの情報量とはなんのことか?
宮崎駿や高畑勲、庵野秀明など、トップクリエイターたちはどのようにコンテンツをつくりあげているのか?
コンテンツの情報量の仕組み、マンネリを避ける方法、「高そうに見せる」手法など、ヒットコンテンツの背景にある発想のありかたを鋭く読み解く。
ジブリ見習いプロデューサーにしてメディア界の若きリーダー、初のコンテンツ論!
[内容]
第1章 コンテンツの情報量とはなにか?
第2章 クリエイターはなにをアウトプットしているのか?
第3章 コンテンツのパターンとはなにか?
第4章 オリジナリティとはなにか?
※電子版では一部の図版がカラー図版になっています。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
新幹線のお供にいいかなと思い、コンパクトなこの本を持っていったのだが、1ページも読まずに、座席前のネットのところにメガネケースと一緒に忘れてしまった、、、
後日、JR東海に問い合わせ、宅急便で送ってもらったのだが、メガネケースを忘れていなければ、送ってもらわなくていいです、と断っていたであろうこの本を、そこそこの宅配料を払ってまで手元に戻ってきたのも何かの縁なのだろう、ということで読み始めることに。
なんとなく自慢話を聞かされるような気がしていたのだが、まったくそういうものではなく、もっと早く読んでおきたかった、と後悔しながら読んでいた。
面白いコンテンツ、それらを作る人たち、そして天才とは?
そんな根源的な疑問を、気取らず知ったかぶらず、真摯に分析していく過程を含めての考察だったので、わかりやすかった。
そして、著者の疑問を投げかける相手が、鈴木敏夫や宮崎駿、高畑勲、庵野秀明、宮崎吾朗、西村義明などなど、錚々たる人たちなので、返ってくる答えも面白いものばかりだった。
アニメーションが軸で、その過去と現在、そして未来。そこに、実写映画やピクサーなどの3DCGアニメーションとの横軸も絡めつつのコンテンツ論。
Posted by ブクログ
なんでドワンゴの川上さんがジブリの鈴木さんのカバン持ちに!?カドカワを始めとして「ジジ殺し力」を噂される著者独得のパフォーマンスとして語られることもあったプロデューサー見習い修行ですが、そこには「コンテンツとはなんだろうか?」「クリエイターとはどんな人間なんだろうか?」という純粋な好奇心があったことがびんびんに伝わってきます。読み進めていくうちに、前々からプラットホーマーとコンテンツメーカーの問題について厳しい問題意識を表明していたことを思い出しました。思い立ったら動いてみる、この行動力こそが彼に眩しさや希望を感じる要因なのかもしれません。本書で感じた凄さは行動力に加えて、質問力。感じた疑問、立てた仮説をどんどん問い掛けていく力。しかも、その相手は当代きってのコンテンツビジネスの中心にいる大物ばかり。ある意味、この本はいろんな分野のクリエイター、プロデューサーたちのコンテンツ論の断片のメモ帳のようです。ジブリからの卒論としてまとめられた本とのことですが、あえてジブリ外側の人間として見聞し、思考した結果が、川上さんのビジネスとして何を生み出していくのか?これから先の実践編が楽しみです。
Posted by ブクログ
ご存知かわんごさんこと、ドワンゴの川上さんがジブリに修行しにいった際に色々と考えた内容を書籍化した内容。
結論から言うと、大変面白かった。
なんとなくメディアにおける熟考をしていた際に、マクルーハン的アプローチが良さそうだとは思っていたのだが、どうにも抽象すぎて腑に落ちないと思っていた矢先、現代風の文脈でより具体性に富んだ内容でかわんごさんが解説してくれていると感じた。
アニメの情報量の話(線の数)とそれにおける人間の理解力と脳の構造についての指摘などは大変示唆に富むものだった。
またDeepLearningに関する全脳研を吸収した意図としてもオートエンコーダーによる人間の脳の認識能力に言及されるなど、研究熱心なところが垣間見えた。
(専門家からすると厳密的には違うかもしれないが)
最終的にコンテンツとは何か?という話に結論が出されるのだが、クリエイターにとっての様々な美術に触れる経験もなぜ良いのかというところも触れていて、とても参考になった。
あとは宮崎駿さんと高畑勲さんの対比もよく知らなかったので、面白かった。
絵コンテってのは大変な仕事だなとつくづく。
何度か読み返したい1冊なので星5つで。
■目次
第1章 コンテンツの情報量とはなにか?
――「脳に気持ちのいい情報」を増やす
第2章 クリエイターはなにをアウトプットしているのか?
――「イケメン・美女」を描くのが難しい本当の理由
第3章 コンテンツのパターンとはなにか?
――パターンをズラす、そしてお客とシンクロする方法
1 コンテンツの分かりやすさ
2 パターンをいかにズラすか
3 クリエイターはどこで勝負するのか
4 いかにお客とシンクロするか
第4章 オリジナリティとはなにか?
――天才の定義、クリエイティブの本質はパッチワーク
Posted by ブクログ
コンテンツという言葉はよく聞くが、コンテンツとは何なのか。良いコンテンツとは何か、天才とは何なのか。これらがわかりやすく整理されていてとても面白い。コンテンツを芸術作品ととらえると、一部の人は反発するだろうし、たまにこの本で語られる文脈とは違う奇妙な大ヒット作が生まれることもある。それでもコンテンツは現実の模倣であり、人の脳が見ている世界をいかに描くか、という視点は面白い。だから、たくさんの表現パターンが出尽くして、なおかつこれまで誰も見たこともない、そして自分の脳の中にある姿を描こうとするクリエイターは天才であり孤独なんだな、と思った。
Posted by ブクログ
こんなにロジカルに「コンテンツ」そしてそれを生み出す「クリエーター」という事象についてつっこんだ議論があったのかと、震えるぐらい勉強になる一冊。
大事なところに赤線ひいてたら、本真っ赤になっちまったが、特に注目すべきは、
(1)ヴィジョンとしての情報量がクリエーターのてによって、コンテンツとして表現されることで
(2)客観的情報量に変わる。そしてそれがユーザーにとっての
(3)主観的情報として認識され、同時に摂取可能な情報量だけがユーザーに読み込まれる。
と表現した、コンテンツ生成からそれが摂取されるまでの過程を論理的にあきらかにした点。
スッキリ感とまらない。
感動してばっかじゃなくて、ちゃんと自分のアイデアつくりにいかさねば。
Posted by ブクログ
川上さんだからジブリ側も許可したんだろうな、と感じた。ガチガチの理詰め人間が場の空気読むことなくクリエイターを質問攻めにして煙たがられる光景が目に浮かぶ。その質問の切り込み方がクリエイターとして絶望的にセンスないんだけど、2年間ジブリの現場に滞在して咀嚼した後の言葉がうまいと言うか、説得力ある落とし込みになっているので読む価値はあった。
<優れたクリエイターは理論か?感性か?>
・結論は両方。優れたクリエイターは皆、理論武装もスゴいが、最後は感性で判断している。
↑当たり前だよね。料理人はレシピや調理器具というマニュアルをマスターしているが、最終的には味の微調整も盛り付けも感性が問われる。
<天才とは>
宮崎吾朗さんと米国の制作現場を見学した時に出した結論としては、
天才は「自分のヴィジョンを表現してコンテンツを作る時に、どんなものが実際にできるのかをシミュレーションする能力を持っているヒト」とのこと。
米国ではこれをスタッフ全員でボトムアップ式にお金と手間暇をかけてやるが、予算の乏しい日本ではひとりの天才がやるので結果的に安上がりであると。これができるから日本のアニメは米国に対抗できている、とも言えるが、優秀なクリエイターが安い人件費のアニメ業界にそもそも集まらなくなっているという。天才を安く買い叩いていたからこそ日本のアニメ界が世界と戦えてた、だなんて悲しすぎる現実。手塚治虫さんらのレジェンドらが安く請け負ってしまってたのが始まりだろうけど、こんな状態だから若い才能が他の産業に行ってしまったり、テンセントなどのITジャイアントのエコシステムに引っ越したりするんだ。
<オリジナリティとは>
・脳のヴィジョンを再現する時に偶然できたもの
・デタラメ要素入れて意図的に生み出したもの
・自分だと生み出せない要素をパッチワークで”奇跡”的にできたもの
・既知パターンを分解して再構築した新しい組み合わせ
<コンテンツとは>
・コンテンツとは「双方向性のない遊び」をメディアに焼き付けたもの
・コンピュータの登場で、ゲームやウェブサービスでは双方向性が加わり、「遊びをメディアに焼き付けたもの」と言える
↑これについてもゲーム、ウェブサービスもゲーミフィケーションをベースにしたUXをどこも重点置いてるよね。
Posted by ブクログ
ジブリの映画制作の裏側に迫った内容です。
宮崎駿や鈴木敏夫といった製作者本人ではなく、現場を知っている第三者の視点で語られているのが良かったです。
本書で語られている「コンテンツ=現実の模倣」とは考えたことがなかったですし、導入部ではちょっとした違和感もありましたが、詳しく聞いていくと「なるほど」と思いました。
「大衆受けするもの=癖がないもの」「万人受けする美男美女の顔=特徴がない顔」というのも、現実の世界を思い返してみれば、ものすごく納得できました。
特に共感したのは、宮崎駿や鈴木敏夫が映像重視で作品を観たり、作ったりしていることです。
何を隠そう、私自身も映像作品は映像重視なので非常に共感できました。映像作家の中には、ストーリーが大事だという人(大根仁)もいれば、世界観が大事だという人(押尾守)、音にこだわる人(庵野秀明)もいて、どの監督の話もおもしろかったです。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用