新装版 大英帝国衰亡史

新装版 大英帝国衰亡史

1,500円 (税込)

7pt

4.7

第6回山本七平賞、第51回毎日出版文化賞、ダブル受賞に輝く名著、待望の復刊! 本書は、「日の没するところなし」と謳われた大英帝国の、誕生から衰亡までの過程をつぶさに検証した長編歴史評論である。ギボンの『ローマ帝国衰亡史』を挙げるまでもなく、歴史上、帝国が興隆し、衰亡の道をたどった過程を描いた歴史書は数限りない。その意味で、歴史とは「幾多の帝国の興隆と衰亡の歴史」といってもよいかもしれない。覇権国は、何をきっかけに歴史の檜舞台に駆け上がるのか。危機はどのような形で忍び寄るのか。そして、大国はいかにして主役の座を下りるのか。大英帝国の興隆に寄与した3つの戦争と、衰退の節目となった3つの戦争に着目しつつ、多彩な人物描写も交えて、克明に描いていく。大英帝国の栄光と苦難の歩みは、現代の世界を見通す上でも、きわめて有益な示唆を与えてくれる。国際情勢が激動する今こそ、ぜひとも読んでおきたい一冊である。

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新装版 大英帝国衰亡史 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年08月07日

    表面的な受験世界史では知ることができない、外交と戦争の連続性を見ることができる。
    そして覇権が大英帝国からアメリカに移っていく様も実に面白く、現代に繋がる歴史の流れを知るという意味では必読書と思われる。(明治維新から日露戦争、第二次大戦敗戦から冷戦時代まで、日本は英米との関連が実に深い。)
    日本人は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年10月02日

    もはや「古典的」と言われてもいいかもしれない本。
    しかしイギリス中心史観に慣れてきた我々には、何か説得力があったことは確か。これと北川稔氏の本とを、読み合わせると・・・両署の違い、そしてそれぞれが優れている点、欠けている点が良く分かる。以下別途

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    Posted by ブクログ 2017年02月25日

    イギリスがどのような変遷を経てきているかということを各時代に分けて解説されています。外交の失敗、戦争参加への失敗など帝国から帝国でなくなっていく様子が興味深かったです。

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