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深刻な米ロ対立は
“新冷戦”の前兆なのか?
ウクライナ危機が生んだのは、冷戦以来とも言われる深刻な米ロ対立であった。国際政治はなぜここまで緊迫化してしまったのか? 日本が取るべき道はどこにあるのか? すべてのカギを握るのは、プーチンが舵を取る「脱欧入亜」戦略である。クレムリン内外に通じる著者が、日ロ関係を含む国際政治の大変動を展望する一冊。
[目次]
第1章 シー・チェンジの国際政治
第2章 ウクライナで何が起こっているのか
第3章 ロシア外交の核心
第4章 素顔のプーチン
第5章 プーチンはアジアをめざす
第6章 変貌する国際政治地図
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Posted by ブクログ
2014年2月に起こったウクライナの政変に端を発するウクライナ危機によって、欧米諸国とロシアとのあいだに緊張が走った。ロシアのプーチン政権はどのような舵取りをするのか、そして日本との関係はどうなるのか。著者はロシアとウクライナの国家成立の歴史から現在の政治情勢までを非常にわかりやすく説明しながら、今なぜロシア外交が東方へシフトしているのかを繙いていく。筆者の見立てでは、プーチンが進めるユーラシア主義に基づくアジア重視外交は、特に日本に対する接近を強めていくであろうとみている。そして今こそロシアと日本のあいだにある北方領土問題の解決を進めるべきであることを強調する。
日本は中国との関係改善が進まないなかで、北東アジア諸国の多角的な関係を考えれば、日米同盟だけにたよるのではなく、ロシアとの関係を改善していくことは、間違いなく重要であろう。ロシアが求める技術協力と日本が必要とするエネルギー資源が結びついて新たな日ロ間の経済関係が生まれる可能性を示唆している。
出版は2014年12月でありながら、9月のウクライナとEUの自由貿易協定まで触れている。最後の方は、やや筆を急いでいる感じもするが、日ロ関係の行く末を見通す書をこれだけタイムリーに世に出した意義は大きい。
思えばロシアに興味を持ったのは、大学時代に下斗米先生のロシア政治の講義を受けたことがきっかけであった。先生の話は分かりやすい。ロシアや東欧の歴史や政治は日本から見ると複雑でわかりにくい。いつも明快な言葉で教えて頂き感謝です。
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ビジネス・実用
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