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長さや重さの単位をどう決めるかの変遷で知る科学史ストーリーです。科学史(特に物理学)のベースとなる普遍的な単位系に対する模索について、哲学っぽいトリビア的な知識を開陳します。
長さと重さの単位となるメートルやキログラムは従来では「原器」と呼ばれる人工物を基準としていましたが、長さの伸縮や重さの増減のために、信頼性が揺らいできました。本書の第12章の「さらばキログラム」は、キログラム原器との分離とキログラムの再定義を詳述しています。
Posted by ブクログ 2015年02月04日
なぜアメリカはいつまでもインチやポンドを使い続けるのか、という疑問をずっと持っていた。
この本がそれに明確な答えを教えてくれるわけではないけど、そもそも単位というものに人が何を求めてメートル法やSI単位系が、可能な限り普遍的な宇宙の果てまで行っても同じように使える単位を求めることによって産まれてきた...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月24日
物質の長さや重さを表す単位「度量衡」についてのお話、科学的な視点と哲学的な考察による二つの側面から描かれている。
そもそも我々が使っている1mという単位は、北極点から赤道までの距離の1千万分の1の長さ、というのが当初の取り決めだったようだ。18世紀にフランスが中心となり世界中にメートル単位を広めた...続きを読む
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