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僕はこうやって生きてきた――出版界に大旋風を巻き起こす見城徹(幻冬舎社長)の仕事・人生の総決算の書。
「顰蹙は金を出してでも買え!」
「薄氷を薄くして踏み抜け」
など過激なスローガンを掲げて見城徹が創立した幻冬舎は、驚異的成長を続け、沈滞する文芸出版界に強烈な衝撃を与え続けている。
その総帥の著者が、半生の生き方と仕事の仕方を振り返り、
七転八倒と感動と苦悩の日々を惜しみなく書き綴った類希な人生の書。
勇気と感動、悲惨と栄光、この本には人間の情動のすべてが詰め込まれている。
尾崎豊との出会い―仕事―別れに始まり、坂本龍一、石原慎太郎、村上龍、五木寛之、中上健次、松任谷由実、など綺羅星の如く並ぶ物書きたちとの深い交流とドラマチックな日々。
現役の編集者が作家たちの素顔をここまで踏み込んで書いたことはないだろう。
誰よりも深い劣等感を抱く著者が、誰にも負けない努力と情熱を傾けて戦い続けた日々を感動的に描き出す、人生記録の白眉がここに誕生した。
老若男女に関わらず、表現と文学と感動にこだわるすべての人々への無上の贈り物。
Posted by ブクログ 2023年04月05日
ほれた人に、本を書いてもらうため、狂ったように入れあげて、時間をそそぎ、ありとあらゆる努力をする
とことん考え抜いて、用意をして、眠れずに、迷いながら、躊躇しつつ、最後には前に進む
ベストセラーを生み出すためだけにすべての力を注ぎこんでいく。
なんという幸せな漢なのでしょうか。
気になったことは以...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月14日
敏腕編集者にして幻冬舎社長・見城徹の編集人生を綴った本。林真理子を見出した編集者、という位の認識だったのに、錚々たる作家たちと、誰もが知っているミリオンセラーを生み出していく過程と覚悟の語りは壮絶で、この手の本としてはあり得ないことに感動的ですら。
尾崎豊の振幅の激しさ、坂本龍一との出会いや村上龍...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
購入
中でも尾崎豊とのエピソードは骨を揺さぶられる感覚。
破滅する人に付き合うには見合う覚悟が必要。
見城さんの仕事術についても、彼のやり方に頭が下がる。
「この人はと思った相手が俺に百の頼みごとをすれば、俺は百を受ける。理由は一つ、これだと思った人とは決定的な仕事をしたいためだ。決定的なものを...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
角川書店を退職して「幻冬舎」設立し、13年で13本のミリオンセラーを出した編集者、見城徹。
「作家は、自分の内部から滲み出る、やむにやまれぬ気持ちを作品化してる。
そんな本物の人たちの異常さは僕にはまるでない。
しかし、作家が苦しんで搾り出す作品に対して刺激を与え、限りなく続く暴走のための補...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
見城徹さんの「編集者という病、は、読み始めたらやめられなかった。
角川で本の仕事をはじめて、幻冬舎を設立してすぐからたて続けにベストセラーを出している出版編集者とは知っていた。お寿司屋さんで何度かお見かけした事があったがお話はしたことはなかった。
すごい! の一言。自分が好きな感じる音楽家の本と...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月20日
編集者、知り合いにも何人か、おりますが。
だいたいは単なる「ロマンチスト」だけで終わってしまう気がする。本書は「ロマンチスト」と。売上が全てという「現実主義」が同居している、そしてその二者間の振れ幅がものすごい編集者によるテキストの集成、というのがこの本で、す。
まったくその現場の熱にも当て...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月30日
何かを極めた人の言葉は、示唆に富む。氏がよく言葉にするのは、過剰、圧倒的、繊細さ、独占欲、愛、悲惨、暗闇…全体的に暗い。病という語は、このような言葉を集約したものだろう。では、なぜ成功するためには病が必要なのだろうか。
氏の人間関係は深く、濃い。あなたのためならと言わせるほどに相手を縛り、同時に相...続きを読む
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