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Posted by ブクログ
2つのリンゴを描くとき、我々が描いているのは、2つのリンゴの間の関係性、空気であり空間。この描いていないものを描く感覚こそが、絵画のキモであるというふうに解く。これが絵画の基本であると。
鎧を着ている人が多いが、アーティストで派手な突飛な格好をしている人はほぼ二流。相対的な価値観で測っている人、と言える。だからこそ、個性を大事に、そして個性的だと自分で言うのは、ある意味自己中だったりする人なだけで、個性的ではなかったりする。彼のウォーターフォールを生み出した瞬間は、本当に上から滝のように流れてくる、その様が本当に描きたくて、喜怒哀楽全てをそこにぶちまけているような、そしてまだ動いている、滝が流れているかのような感覚を得る。これがアートだと。
2流して入った芸大、この間に悩んだこと、アートの不公平さ、でもアイデアと天啓とも言えるウォーターフォールは日本画から着ている。直島で見たウォーターフォール、ニューヨークで見たもの、シンガポールで見たもの、それら全てからも感じる何かがある。一つのプリンシプルが、描けても、描けなくても、とにかくアトリエに向かうと言うこと。必ず7時にはアトリエに行く。仕事も一緒だ。逃げてしまいたくなることがたくさんある。報告しにくいこともある。そこから逃げずに、知恵を絞って向かい続けることが大事だ。
Posted by ブクログ
日本画家千住博さんの、絵を描くことに対しての情熱が伝わってくる一冊。
トップの画家になるためにはオリジナルが求められるが、美術史の中で「マネ」を超えて「自分のもの」にできる人は1%で、世界の美術史で教科書に載ってくるような人だけである。
そんな厳しい世界で千住さんは、誰よりも絵を必要とし、夢中になって描き続けた。
「夢中で」「続ける」ということは、どの業種でも大事な素質であると感じた。
伝えたいものを一枚の絵で伝えるためには、自分の作品ととことん向き合い、必要ないものをそぎ落としていく作業が必要である。
また、描く対象を自ら五感で感じ取り、経験したものでないとよい絵は描けない。自分がもっているものを最大限に表現したものが絵だと思うと、絵の奥深さを感じた。
目次
何を描かないか
何を伝えるか
何を描くか
何で描くか
何に描くか
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ビジネス・実用
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