女性国文学者・杉安佐子は『源氏物語』には「輝く日の宮」という巻があったと考えていた。水を扱う会社に勤める長良との恋に悩みながら、安佐子は幻の一帖の謎を追い、研究者としても成長していく。文芸批評や翻訳など丸谷文学のエッセンスが注ぎ込まれ、章ごとに変わる文章のスタイルでも話題を呼んだ、傑作長編小説。(講談社文庫)

ジャンル
出版社
講談社
掲載誌・レーベル
講談社文庫
ページ数
288ページ
電子版発売日
2014年03月20日
紙の本の発売
2006年06月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
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輝く日の宮

Posted by ブクログ 2015年06月01日

なんという 小説なのだろうか。
松尾芭蕉の奥の細道 
そして源氏物語を ひもといていく。

その徹底した構成力と 文体の変化に
作者自身の 智力 と 洞察力。
人間模様の 変化 など。
円熟した ふでさばき の職人ワザ。
恐ろしいほどに 切り込んでいく。
まったく、スゴイ人が いるんですね。

その...続きを読む

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輝く日の宮

Posted by ブクログ 2014年05月20日

とても面白かったです。特に「源氏物語」ファンにはタマラナイでしょう。僕はそうじゃないんですけど、舌を巻きました。

やっぱり丸谷才一さんは、凄いなあ、と。なんていうか、好きか嫌いか、という趣味の問題はもちろんあります。
なんていうか、ソコと別次元で、「知っている」「考えている」「自分の趣味を貫く」「...続きを読む

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輝く日の宮

Posted by ブクログ 2013年10月30日

丸谷才一の長編を初めて読んだが、めちゃくちゃ面白かった。章ごとにあらゆる形式が試されていて、しかも、500ページ弱の大冊でありながら、構成が巧み。
何より本作を読んでよかったのは、「思考するために小説を書く」ということの意味がようやく身をもって実感できたこと。源氏物語がいかに書かれたかについて考える...続きを読む

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輝く日の宮

Posted by ブクログ 2012年11月02日

"すべてすぐれた典籍が崇められ、讃えられつづけるためには、大きく謎をしつらえて世々の学者たちをいつまでも騒がせなければなりません。惑わせなければならない。"

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輝く日の宮

Posted by ブクログ 2011年11月05日

日本文学(主に19世紀)研究者・杉安佐子は、日本最古の長編小説・源氏物語には「輝く日の宮」という巻が存在していたと考えていた。長良との恋に悩み、研究者との論戦に遭遇しながらも、幻の一巻を求め研究を続ける。やがて紫式部と時の権力者・藤原道長の関係に、安佐子は答えを見つけ出す――

初めての丸谷才一だっ...続きを読む

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輝く日の宮

Posted by ブクログ 2011年10月30日

薦められて読んだもの。

今までに読んだことのない雰囲気の作品だっただけに、最初は驚いたが…内容の濃さに満足した。旧仮名遣いの読みにくさも、中ほどまで行くと慣れてきた。

前半は奥の細道について、後半は源氏物語の「輝く日の宮」という巻についての考察。

安佐子の立ち位置も好き。
勉強したいな、という...続きを読む

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輝く日の宮

Posted by ブクログ 2011年09月16日

源氏物語を研究している女性が主人公
源氏をかじったことがある人は
すごく楽しめるのでは。
源氏を読んだことない人には
良い足がかりになりそう。

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輝く日の宮

Posted by ブクログ 2010年06月01日

こういう小説を読むと、自分が日本人で日本語の素晴らしい作品に会えてよかったと思う。

★★★
女性国文学者の研究、私生活を中心とした話。
彼女は「源氏物語」には失われた一帖、「輝ける日の宮」があったと考え研究を続けている。その研究を中心に、主人公の思春期時代、家族や交際する男性達との関係、日本文学史...続きを読む

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輝く日の宮

Posted by ブクログ 2008年07月07日

源氏物語の失われた章を探し求める女性国文学者の話です。文章というものを知りつくした人が書いたのではないかというくらい圧倒されました。旧仮名遣いや各章ごとに変わる文体が、それ以外の表現方法はないだろうと素人ながらに感じられます。資料を基に立てられる推論、もう用は済んだと思われた人がのちのち絡んでくる人...続きを読む

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輝く日の宮

Posted by ブクログ 2007年08月11日

『源氏物語』の失われた一篇「輝く日の宮」をめぐる物語。主人公が少女時代に書いた小説に始まり、討論会、作者の独白など、自由に描かれる。丸谷節炸裂。

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