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◆分数から広がる深淵なる無限の世界、いままで見たことがない界が広がっています。ぜひお楽しみください。◆
「分数」はその先に驚くべき無限に続く数の世界が広がっています。たとえば√2を取り上げてみると、10進法では√2=1.41421…です。しかしながら、今から3500年以上前の古代バビロニアでは、60進法が使われていたので√2=1+24/60+51/60^2+10/60^3のように分数で表されます。これを計算すると、1.41421296296…になります。さらに5進法で見てみると、√2=1.20134…となります。√2についてはさらに面白いことに連分数でも表すことができます。このようにn進法(nは整数)の「n」に着目することで、数のさまざまな表現を見ることができます。
一方、p進数(pは素数)は全く別の捉え方をします。小数は右側(小数点以下)に無限に伸びますが、p進数は「左側に無限に伸びる数」になるのです。たとえば、-1を5進数で表すと左側に無限に続く数「……4444」と表されます。pでたくさん割り切れる数ほど、0に近い(小さい)と考えます。例えば素数5で考えると、5よりも5^2=25のほうが0に近い数と解釈されます。不思議ではありませんか? 有名な数としてペレリマン数があります。
本書では、分数とn進法の関係を解き、p進数の概念へと案内し、数の不思議と神秘に迫ります。
■こんな方におすすめ
数学史に興味がある人、数・分数ついて知りたい人、数論の世界を味わいたい人、p進数を知りたい人など。
■目次
第1章 √aをn進法で求めてみよう
第2章 数をn進法の小数にしてみよう
第3章 “左に無限に続く数” ペレリマン数
第4章 右と左に「無限に続く数」の関係
第5章 中国剰余定理とp進数
■著者プロフィール
小林 吹代 ( こばやし・ふきよ):1954年、福井県生まれ。1979年、名古屋大学大学院理学研究科博士課程(前期課程)修了。2014年、介護のため早期退職し、そのまま現在に至る。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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