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少女の周囲に、死体の山が築かれていく――。女刑事が大量殺人犯と対峙するホラーサスペンス『無敵』。誰もが自分を愛した。そう、彼女以外は……。苦い初恋の呪縛から逃れられない青年をリリカルに描く『きみはスター』。世界を救えるのは、祝福を受けなかった私だけ。使命を背負わされた少女と少年の冒険譚『不呪姫と檻の塔』。青年誌、女性誌、BL誌と幅広く活躍するヤマシタトモコの長編読み切り3編を収録!
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Posted by ブクログ
今回も、ヤマシタ先生に一本背負いでコンクリに叩き付けられ、激痛で動けないトコに顔面へ拳をブチこまれ、無様に失神した
ホント、ヤマシタ先生と互角に殴り合って、TKOを勝ち取れるのは星の数ほどいる漫画家の中でも阿部共実先生か、ふみふみこ先生くらいじゃなかろうか
気持ち悪い、を通り越して、おぞましい、そう思ってしまう漫画もまた珍しい
シンプルな帯に書かれてある通り、私の心は潰された、一思いにグシャリと、じゃなく、わざと時間をかけられてミチッミチッと
肌を粟立たせながら、吐き気を堪えながら読み続け、閉じて一服した後、しみじみと思ったのは、男の女に対する、好意でも嫉妬でもない、醜悪だが確かに芽生える、自分を傷つける感情を、男の読み手を悶え苦しませるほど鮮やかに描いた『きみはスター』、ファンタジーな設定を基盤にし、青臭いけどピュアな恋愛を匂わせつつ、青春独特のありきたりな葛藤を濃厚に書き、好ましい意味で気の抜けるラストに着地した『不呪姫(のろわれずひめ)と檻の塔』は、ハッキリ言って『無敵』に喰われてしまっている
どちらも、他の作品集に収録されていれば、確実にトップに挙げていた、そう確信させるだけの高品質
けど、『無敵』とは格が違い過ぎた
今まで読んできたヤマシタ先生の作品の中で、最も寒気が走った
理屈じゃないおぞましさがある。そう感じる理由を無理矢理に付けるなら、リアリティがあるからだろうか? 幼稚な思考で、人に出来ない、やっちゃいけない事を簡単にやったj分を凄い、と勘違いする、どこにでもいる最低な人間を、ヤマシタ先生のなまじ美麗な画で描かれ、動かされると、「うわっ」って飛び退きたくなる
由里本美鳥に対する悪印象、やや強引な例になってしまうが、皆さん、苦手な生き物、蛇やミミズ、蜘蛛、蛙、そんで、Gと個人で違うと思うけど、それを前にした時、全身を硬直させる強烈な嫌悪感に近しい
何で、こんな憧れない純粋悪のキャラを生み出せるのだろう? 偏見とか何もない上での発言だが、女性だから?
読み終わった後、表紙を飾っている彼女の瞳の中で光っているそれが怪物に見えてきてしまう
毎度、読んでクタクタ、感想を書いてヘトヘトになるけど、きっと、次回作も懲りずに読んじゃうんだと思う。私も含め、ヤマシタ先生の作品のファンは自分が中毒に陥っている自覚がちゃんとある、と思う
「無敵」サイコパス少女が怖っ
サイコパスの女子高生が異常に美しくて、余計に怖い。狂気美?とでもいうのでしょうか。対峙する女刑事さんに同情してしまう。あの何とも言えないラストも余韻があってゾクッとしますね。
多彩
3話ともテイストは違うけどどれもヤマシタ先生らしい心に刺さるものがある。
3話目のSFファンタジーのような話が特に好きです。何でこんな話が書けるんだろう。
心に来る怖さですね
最初の話が一番印象に残りました。
人が持つべき倫理や常識を持たない人と相対する怖さ、というのを感じます。
2番目の話は「あなたは一生誰とも思い合う事ができない」ということなのかな。
自分も含めあなたを好きにならない人は居ない、でも、と。
この作者さんの話は好きなものが多いです。
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