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Posted by ブクログ
越尾圭『潜伏 入国警備官・霧原隆一』PHP文芸文庫。
入国警備官を主人公にしたサスペンス小説をであるが、随分と大きな風呂敷を広げた割りには全てを畳み切れなかったという印象が強い。また、事件の大きさやその規模からして、入国警備官を主人公にした意味が解らない。さらには犯人こそ逮捕されるものの、解決にまで至らぬ結末でお茶を濁される。
越尾圭と言えば、『協力者ルーシー』『シスター・ムーン 協力者ルーシー 2』『なりすまし』『誰がためにその手は』と立て続けに面白い作品を刊行している作家で、個人的に注目していたのだが、本作はハズレだった。
ある日、霧原隆一を始めとする入国警備官たちが内定を積み重ねた上で、外国人が不法滞在しているアパートに踏み込もうとしたところ、霧原の上司である久保田泰晴が射殺される。不法滞在の外国人5人は逮捕したが、久保田を射殺した犯人は逃亡する。その後も外国人の不法滞在摘発情報の漏洩が発覚し、霧原は内通者の存在を疑う。
一方、霧原の弟でフリーライターの誠次は、最近アフリカ取材をしていた同業者の大滝孝之が殺害された事件を追ううちに、兄が追い掛けている事件の関係者と知ら合うことになる。
やがて2つの事件は交錯し、日本だけでなく世界を巻き込む、思いもよらぬ大きな陰謀へと辿り着く。
本体価格1,200円
★★★
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小説・文芸
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