腐魚の海

腐魚の海

小説・文芸
1,980円 (税込)

9pt

4.1

夜の海で助けた男は「怪物」だった――。

この海はね、きれいだけど、腐っているの――

都内の中堅商社をリストラされた垂水柊一郎は、妻の故郷である暮内町に移住し、漁師として働きはじめた。しかし、妻は義父とともに釣りに出掛けたまま帰らぬ人となってしまう。
二人の死に疑念を抱きつつも何もできず、喪失感を持て余しながら漁に出ていたある夜、柊一郎は海に漂っている男を見つける。「イルナム」と名乗る北朝鮮人のその男を助けたことで、柊一郎の運命は大きく歪んでいく――。

横行する密漁、失踪した漁協事務員、悪しき因習、そして妻と義父の死の謎……。
地方の港町で一体、何が起こっているのか!?
究極の社会派ミステリー!!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    小学館
  • タイトル
    :
    腐魚の海
  • タイトルID
    :
    2423264
  • ページ数
    :
    440ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年09月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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腐魚の海 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この著者の作品は現実的ではないはずなのに、凄くリアリティがあって恐怖を感じます。そのくらいのめり込んで読んでしまう作品でした。

    0
    2026年09月30日

    Posted by ブクログ

    柊一郎は妻と義父の死亡に納得いかないまま、暮内町に一人住んでいた。
    その暮内町漁協ではヤクザと組んだ密猟、組合費の横領、漁協の不正を掴んだ坂巻と事務員の殺害、核のゴミの最終処分場、北朝鮮の軍人イルナム、等々。
    厄災の数々が暗黙のうちに町に蔓延り、柊一郎も絡めとられるように関係を深めてしまう。
    元サラリーマンから漁師になった不安定さに加え、北朝鮮兵士との関わりなど、不安要素一杯の物語の結末には呆れる程の展開になり、まさに腐魚を一掃するカタルシスがあった。
    面白かった。

    0
    2026年09月26日

    Posted by ブクログ

    リストラされた垂水柊一郎は、妻の故郷である暮内町に移住し、漁師として働くが、ある日妻と義父が釣りに出たまま帰らぬ人になり…。

    二人の死に疑念を持ちつつ、だが何もできないまま漁にに出かけたある夜、イルナムと名乗る北朝鮮人を助ける。

    だが彼を助けたことで…。
    彼の正体は…。


    腐敗した港町で起きていた密漁、その後に失踪した漁協事務員…。

    妻と義父の死の真相がわかったときには、この町の将来は嫌な方向へと向かっていたのだろう。

    陰湿な家父長制が、日本社会に今も根強く残っていることに驚くのだが、漁協に町議会、県議会、そして政府と遡れるが、家長の決めたことは絶対なのか…と。

    逆らう者は意図も容易く排除されることの怖さに今更ながら驚きを隠せなかった。





    0
    2026年09月25日

    Posted by ブクログ

    すごいスピード感。漁業とヤクザと北朝鮮の兵士が絡み合い1つの町が壊滅、、、。月村さんお得意の銃撃戦も。

    0
    2026年09月21日

    Posted by ブクログ

    歴代の月村了衛作品のうち、
    北朝鮮を題材にした作品が2作品がとてもヨカッタ。
    そして・・・・・
    この作品も・・・・・、
    山陰の小さな港町に、都会でリストラにあった男が移住してくるが、家族を海で亡くし・・・
    只々生きているだけの生活を送っていると、海で漂流している朝鮮人を救うことに・・・・・
    しかし、その男は・・・・・
    と、暗くて重たさ全開の社会派ストーリーが展開され、
    「やはり月村作品は北朝鮮と相性が良いなぁ・・・」と美味しく頂いていたところ、
    ・・・・・ラストシーンの味付けが、チョット濃すぎ・・・・好みの味から遠ざかって行くのでした・・・・・

    0
    2026年10月06日

    Posted by ブクログ

    月村作品にしては少し物足りないというか荒唐無稽さが際立つ標準作。山陰の閉鎖的な漁村の閉鎖性・隠蔽性が殊更陰湿に描かれ過ぎているのは少し違和感ある。密漁の裏にある大きな疑惑の構図はありがちとはいえ、こちらは現実味あって良かったが、イルナムの自然災害的暴力装置は寓話的ではあるがやはり荒唐無稽と言わざるを得ない。

    0
    2026年10月03日

    Posted by ブクログ

    閉鎖的な港町で妻と義父が夜釣りに出かけたまま謎の死を遂げる

    それを皮切り起こる数々のトラブル
    あきらかになっていく腐敗した町の実情

    なんだか最後は事が大きくなっていくし、気づいたらアクションシーン満載やし、了衛さん一杯詰め込みましたか?って感じですw

    嫌いじゃないけど、ま、そこまでもってことで無難に★3です

    0
    2026年10月01日

    Posted by ブクログ

    ⭐︎3.8
    現代社会の田舎に蔓延る悪が詰め込まれていました。それは皆が見えていても…見えない悪。平和に暮らしているつもりの自らの地盤が裏から腐っている感覚を味わいました。
    後半は手に汗握る展開に、作中へと深く引き込まれました。イ…イルナム……!

    0
    2026年09月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読みながら、過去に読んだノンフィクション『対馬の海に沈む』と
    『サカナとヤクザ』が頭に浮かんでいましたが、参考書籍としてこの2冊があげられていたので、納得しました。
    ノンフィクションを読んだ後に、これを小説で読みたいなと思うことがよくありますが、まさに実現していただいた感。
    ラストの怪物との死闘は大迫力でもはやホラーかと。

    0
    2026年09月23日

腐魚の海 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    小学館
  • タイトル
    :
    腐魚の海
  • タイトルID
    :
    2423264
  • ページ数
    :
    440ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年09月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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