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何が日本の詩や芸術を支えてきたのか
恰好の日本詩歌入門
古代から現代まで、色と色離れ、うたげと孤心、全体と個といった対立概念がいかに日本の詩歌を支えてきたかを闊達に語った名講演。
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古代から現代まで日本の詩歌はどのようなものに支えられてきたのか。彩り豊かな表現が行われる一方、色彩のない鋭い感覚自体が色となる転換も起きる。そうした「色」と「色離れ」をはじめ、大勢の人々が集い、交歓する「うたげ」と一人でいる孤独の心「孤心」、全体の世界と個の世界といった、遠心的動きと求心的動きの振幅が時代ごとの文芸を形づくったと著者は主張する(「詩歌の読みかた」)。その他、本書には、松尾芭蕉、高浜虚子、飯田蛇笏をテーマにした講演など七つを収録。著者自身、日本文学の全体像をめぐって語るべきことを語ったと述懐する、またとない日本詩歌入門。
【目次】
Ⅰ
詩歌の読みかた
Ⅱ
芭蕉について立派だと思うこと
文学・美術にみる幕末
虚子文学の意味
飯田蛇笏の文業
Ⅲ
日本詩歌の特質
『日本とヨーロッパ 一五四三~一九二九』展
あとがき
解説(中西恭子)
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