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言論の自由のために,当時の権力者と闘った英国の一出版人が,「民衆にとっての科学教育の意義と重要性」を高らかに宣言した本。原著は1821年に書かれたもの。イギリスでもまだ一般大衆が科学の教育とは無縁だった時代に書かれたものですが,いま読んでも古さを感じさせません。カーライルは,科学の教育は誰にでも,小さな子どもたちにも楽しくわかるものだということを,楽観的に述べています。読んでいて,明るい気持ちになってきます。これからの科学教育を考える手がかりにもなる一冊。
★★ もくじ ★★
主題1
第1部 主として化学をめぐって
第2部 主として天文学をめぐって
主題2
教育内容の全面改革論
結語
第2版へのあとがき
訳者のあとがき
本書を翻訳するに至ったいきさつ
リチャード・カーライルの略伝
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