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Posted by ブクログ 2020年02月27日
二・二六事件に関する書籍では最もロングセラーだろう。事件の全貌とその思想的背景をまとめた良著。
新型コロナウイルスに関するニュースばかりの2月26日、久々に久々に二・二六事件に関連した本を読もうと随分昔に読んだ1冊を再読。
あらためて読んで本書の内容の的確さを強く感じる。おそらく事件を扱った書籍...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月11日
改定を重ねているとはいえ、内容の理解はやや難しかった。
特に事前の知識が薄く、序盤の事件の推移を
理解しきれなかった印象がある。
しかし六章にて追求される青年将校側の動機については
非常に興味深く読むことができ、
また処刑時に彼らが残した言葉は深く染み入るものがある。
補章の内容も踏まえ、自分とそう...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月02日
この本を読んでいる途中、
平成25年正月、
226事件の舞台となる地区を散歩した。
九段下から靖国神社、
イギリス大使館、半蔵門、四ツ谷駅、迎賓館、赤坂、山王日枝神社、
溜池、アメリカ大使館、霞が関、そんな順序だった。
歩いたお陰で、事件エリアの地図が頭に入り、本の理解の一助となった。
幕僚派...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月19日
みすず書房で現代史の史料編纂に携わってきた著者が二・二六事件について前史から収束までをまとめた作品。
事件を起こした青年将校たちの手記や省部・参謀本部の日記などを通して事件の周辺人物が局面ごとに何を考えていたのかを丹念に追っている。
また昭和初期の陸軍内の派閥争いや青年将校が「昭和維新」を求めた心情...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
皇道派の立場にたっての2.26事件捉え方が述べられている。昭和維新の挫折が、青年将校の遺書からの引用、処刑間際の記録などから一種の慟哭を誘う。
皇道派にしろ統制派にしろ明治憲法の枠内での天皇制のあり方を巡る争いであった。それと同時に政党政治と軍部の天皇制下での統帥権の確執があったのである。政治家...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月24日
五・一五事件の本を興味深く読んでこちらの事件についてもちゃんと読んでみようと思ったので手に取ってみた。1994年に出たものでかなり古いのだけど新書で今まで売り続けられているのはそれなりの内容なのかと思ったので。同じように時の首相をはじめ政府要人を暗殺するという立派なテロにも関わらず、殆どが微罪ですぐ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月01日
この当時のマスコミも現在この事件を語る際、なぜ、態々蹶起した将校の前に「青年」とつけるのであろう??
そこにこの事件に対してある種「美しさ」(もしくは美化したい思いの反映)と「青臭さ」の両方を感じとったからではないないだろうか??
この「美しさ」と「青臭さ(醜)」はコインの両面であり、立場によて...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月24日
明治以来、日本において唯一おきた軍部によるクーデターである「二・二六事件」については多くの本が出ているが、本書は淡々と事実を追いかけており、その全容がよくわかる本であると思った。
最近の政界に旋風をまきおこしている政治勢力に「維新の会」があるように、明治維新以来「維新」という言葉は、いまでも一定...続きを読む
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