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Posted by ブクログ 2011年09月08日
北杜夫の著作に久しぶりにめぐり合った。平明簡易な文章に改めて感動を覚える。
東京亀有の古本屋にふらっと立ち寄り、この本を見つけ、即座に買うことを決めた。
私は時折、文章を書くが、北杜夫のような、平明簡易で、かつ、読む側の心に素直に染み入るような文章が書けるようになれればいいなと、常々思う。
作中の「...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月27日
有名なお母さまだったのね、全く存じ上げませんでした。
まぁ今の世なら違う意味で社会的に抹殺されてしまうような良い意味での自由を責任をもって突き詰めたお方という気がする。
そんな母親への愛がそこかしこに見て取れる本作、こういう両親にこの作家ありということかと。凡人はこういう方々にイチャモンをつけてはな...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月07日
宗吉(北杜夫)が茂吉を父として認めた一瞬。
《本文より》
そのうち、苦労して「赤光」「あらたま」からの自薦歌集「朝の蛍」を入手した。
これらの初期の歌は、ずっと圧倒的な感動を私に引起した。
青年期の感情的、抒情的な歌どもであり、更に私の記憶に懐かしい青山墓地や私がそこで育って嫌だった狂院のことな...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
北杜夫のお母樣、即ち齋藤茂吉の妻、齋藤輝子は大昔から惡妻の譽れ高き女性である。
北杜夫がそのお母樣の想ひ出を中心に綴つた、自傳的な作品。
茂吉への尊敬の念と、その惡妻である自分の母親への愛情とが、輕いタッチでありながら、しみじみと傳はつてくる。
さういへば私が中學、高校生の頃、「痛快婆さま」とし...続きを読む
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